今週は無理をして走らず(5分のみ。10分ウォーキング)あとは休養ととバイクとスカッシュをほんの少し。
金曜はスカッシュの初級レッスンに出てみました。
今まででていた水曜の『初めてスカッシュ』はジムのインストラクターさんがにこにこしながら楽しくやりましょーという雰囲気で30分。つまり受講者はお客様でなんでもあり。しかし、この金曜の初級レッスンは、本格的な基礎練習でなんと60分。コーチは20代前半の男の子。いやー、私めは久しぶりに中、高校の部活動を思い出してしまいましたよ。
一緒にレッスンを受けている人は20歳以上のこどもがいて、楽しければいいわーというようなマダム達。でも上手くはなりたいと向上心はちゃんと持っています。私のようにやっているタイプは異色らしい(だいたいみんなスクール入ってるし)。そこそこ打てるのにルールや動きをよくわからずかつ本職でやろうとしていない。
で、驚いたのは30分の初めてスカッシュではぎゃーぎゃーいいながらボールを打っているマダム達が、初級レッスンになると目の色を変えて真剣に黙々練習をしているそのギャップ。
20歳代コーチも超真面目。たぶんこれが30代とか世の中をいろいろと知ってくると余裕がでて、おばさまたちの扱いもこなれてくるのだろうけど、まあそうはうまくいかないので見ていて面白い。ちょっと笑ったりおしゃべりをしていたりだらけていると、『休んだいる暇があったら走ってボール取ってきてください』、『いいですか、同じことはもう2度といいませんからね。時間がもったいないですから』とか。うーむ、体育会系をこんなお金を払ってきているフィットネスクラブに持ち込もうとしても多分難しい。でもなんとか自分のスタイルを持とうとしているコーチの真剣な気持ちもわかる。
で、水曜一緒に楽しくやっているサウスポーのF田マダムの変わり様がものすごく面白くて唖然としてしまいました。水曜とうってかわって背中から集中力がみなぎっているのがわかり、打つボールもものすごくいいのです。『そんな球水曜は見せたことないじゃないですかー!ちゃんと打てるんじゃないですかー』ととにかく驚いた。『だって、ちゃんと打たないと怒られるんですモノ。先週はすごいしかられちゃってめげてたんです。でも水曜は楽しくやりたいの。』
そんな感じで世の中なんでもこいのおばはんらと、きまじめな20代の若者と、なんかスカッシュ体型じゃないけどそれなりに打って持久力ありありの謎の私との妙な空間60分が繰り広げられていました。
内容は本当に基礎で、体が温まるどころか冷めてしまったけれど、あまり気にせず。それに厳しいけれどコーチのアドバイスは非常に的確でわかりやすい。さすがです。
レッスンが終わってからは、もうこのきまじめなコーチとずぶといおばはんたちのやりとりに耐えきれず大笑いしてしまったのでした。『それでも今日は先生機嫌良かったわよ、田島さんがいたから。先週なんて私たち、落ちこぼれ3人組って感じでしかられてばかりでもうどうしようかと思っちゃった』
それとF田さんの変わり様、、物事集中してやる、メリハリをつけてやっていくことは大事だなぁなんて思いました。他のスポーツをしているといろいろな視点から見ることができて面白い。
もう一人のマダムは小学校の先生で、ちびっ子を叱りつけたその日に、自分の息子より年下のコーチに叱られながらもめげずにがんばっていて、とにかくひさしぶりにゲラゲラ笑ってしまったのでした。
金曜はこれから1ヶ月近く通えないけれど、自分の練習はもちろん、この若者vsおばさまを観察するのが楽しみになってきました。あー、いい気分転換になった。