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9/14発売 山と渓谷10月号
https://www.yamakei.co.jp/products/2823901587.html
昨年に続き読図特集で監修を務めました。正直今回のトピックスはチャレンジングで最初は辞退したほど。
読図講習をやるようになって10年近く経つけれど、整置のやりかたを実践でも教えるのは今もって難しい。やれるようになると簡単にやっているんだけどな。この前も師匠の村越さんとどうしたらいいんだろうねーって話をしていました。
が、ヤマケイ編集部の若いみなさんの熱意と読図理解ではトップ3に入るだろうライターさんたちが集まって、素晴らしいものが出来上がりました。特に整置編では谷山さんが文章はもちろん構成も担当していて、こちらからコメントすることはほぼありませんでした。(村越さんの記事もそうだったそうだが。次回から谷山さん監修でいいと思うー)。
そういえば整置について今までの誌面は1ページぐらいでサラっと流しているイメージ。それが数ページにわたって段階的に書いてあります。
私も頭でわかっていることを、彼らと話して整理ができてよかったです。
講習をするときはこれ読み直してから臨もうっと。
プラス、えーそこでやるの?と思われそうながら、実は基本の要素がたくさん学べて実践できる高尾山周辺の実践編。フィールドと内容を工夫すればいくらでも充実したナビの練習ができますね。
整置と等高線。地図読みでつまづいてしまいそうなトピックスをきちんと理解することで、”やさしい”読図になるんだろうな、とこのタイトルを勝手に受け取っています。
ちなみに例年は9月号特集なので、その時期に声がかからずある意味安心していたところ、1か月遅れてのオファーでびっくりでした。油断していた。。
いろいろな方々とお話をして、読図についてまた深く学ぶことができました。次に生かしていきたいです。
長くなりました。
今季もJR東日本大人の休日倶楽部の講座が始まりました。2014年より地図とコンパス講座を任されて9年目となりますが、毎回毎回ドキドキハラハラ。そして今年も1年始まるんだなーとシャキッとします。今日からは古地図で東京散歩。
明治時代初期ー中期の迅速測図を見ながらのマニアックな?街歩き。それでも5倍率の抽選だそうで、世の中タモリさんにあやかっているの大きいか。
初回なので屋内でちょっとした座学をしてから、神田ー今川橋、竜かん川、常磐橋、一石橋の迷子お尋ね石標と神田周辺の川めぐり数十分。思ったより暖かくて楽しい時間でした。みなさんどうだったかな。
そして!春のこの古地図講座のアシスタントは、じゃじゃーん、稲葉さんです!サイクルクラブ3UPでmtbや山歩きと10年以上お世話になっています。後ろからの見守り隊、心強かった。
あと数回引き続きよろしくお願いします!(この間の秘密会議の真相)
2019年のカタルーニャでのロゲイニング世界選手権以来(あ違った、6月石神井ロゲでてた)リーダー村越との参戦、9時間のロゲイニング楽しかったです!石神井ロゲの反省からバス情報を事前にきちんと調べ、それを駆使、三原山頂上周辺と裏砂漠、バームクーヘンの地層はマストね〜とお互いの希望を取り込み、効率よくやったつもり。点数を狙うとしたらもう少し違うルートもあったと思う。40km、アップ1050m頑張った。主催のアドベンチャーディバズの皆さん、プランナーのこいちゃん、ありがとうございました!大満喫。フラッグの難しい設置も難なくクリアできてやっぱりナビゲーション面白い、オリエンテーリングもやりたいなって思いました。
10年前の第1回大会ではスタッフでした。あっという間に時間が経ちますね。また出たいねーなどと言っています。長いのはいいですねー。もう少し走れるようになれるといいな。
最後、バスに忘れてしまったボトルを届けてくださったぶちさん、北原さん、本当にありがとうございました!
8/12(金)発売の山と渓谷9月号、地図読みの特集で監修を務めました。
https://www.yamakei.co.jp/products/2822901574.html
本誌としても9月号の特集は久しぶりだそう。表紙のリニューアル等々とともに基本にかえるとのことで、数年ぶりにそのお手伝いができて何よりです。
6月末から無理くりスケジュールをこじ開け、こちらの都合で打ち合わせと猛暑の中のフィールドワーク、タイトな原稿チェックでしたが、出来上がりはとてもシンプルで、このデジタルな世の中にそってわかりやすい構成になっているのではないかと思います。
(等高線Tシャツと手ぬぐい、さりげなく写ってます😊)
付録のドリルは宮内サキコ嬢が担当(毎度ありがたや)。カメラマンの中村さん以外、ライターさん含め担当が全員女性陣というのも、まあ今の世のなかそれが何?と言われそうですが、とても新鮮で熱心さが伝わってきました。うまく受け止められたかな。
個人的には、第2特集の山野井さんと、特別企画の”山と鉄道”も惹かれるところであります。
基本をしっかりと学びたい方に、もう一度復習やドリルで練習したい方に。地図読みに興味のある方へ。あるいは講習のお助けになるようナヴィゲーション・インストラクターの方々へ。
お手にお取りいただけたら嬉しいです。
一度テント泊してみたかった 双子池ヒュッテ、双子池。
普通なら日帰りでまわれるだろうが、麦草峠からスタートしぐるり登りの少ないコースで1泊2日の贅沢な時間。11年前の5時間(6時間かな)北八ヶ岳・蓼科ロゲイニングで一瞬だけ通過した雨池、双子池、亀甲池などがとても雰囲気のあるエリアで、地形萌えもしたので、いつかゆっくり訪れたいなと思っていた。
今回は2019年のロゲイニング世界選手権以来、TEAM阿闍梨のリーダー村越さんと10月末に伊豆大島で9時間のロゲイニングに出場するのでその練習も兼ねてというか、スタートアップ的に。私自身この2年はコロナ禍と手術後で遠出や体を長く動かすことはしていなかった。テントをかついで山歩きなんていつ以来だろう。2018年の白山縦走が最後だったかな、なんと4年ぶりか!
笹さえなければノルウェーといいながらのんびりピークハントをしない山歩き1日目。3時間歩き、雨池でお茶もしてお昼過ぎには双子池ヒュッテに到着、湖畔でテント泊。テントを設営してのんびり。この日は我々しかいなかった模様。そういえばここまでの道のりもすれ違う人も会う人もいなかった。日曜はおすすめかも。
ご飯は用意していたが小屋のお食事が魅力的で、豚汁とチマキ+生ビール!とても素敵な小屋の女性が切り盛りしていました。
電波も届かずでとても静かな時間。夕方から夜にかけて3時間ほど雷雨。いかにもな夏のお天気。
2日目はなんども訪れている北横岳へ登って360度スバラシイ景色を見る。そしてまた麦草峠のR299へ向かった。およそ4時間半。登距離は初日は100mもなし、2日目は70mと北横岳へ400m。全体の距離は何キロだろう?15㎞そこそこか。縞枯山、茶臼山の裾野をぐるーっと回るようなコース、題してラウンドシマガレ。
2年寝かした新しいテントをやっと使えた。20年近く使ったエアライズとまた同じものを。あちこち改良されていてよし!
しかしザックの雨蓋のファスナーが壊れてしまったた。こちらも15年近く使ったので替え時かもしれないな。
7/31 白駒池p-麦草峠ー雨池-双子池 テント泊 #麦草峠近くの無料駐車場は満車で使えず。(想定内)
8/1 双子池-亀甲池-北横岳-出会の辻-麦草峠-白駒池p
少しずつ長い時間体を動き続けるようにしていきたい。はたして、10月末は間に合うのかしらん。
でも走らずにのんびりと時間を気にせずテントや食料を担ぎながら歩くのいいな。レースではないでも山と戯れる時間は必要だなあ。
先週末はM-nop主催(共催:県立朝霧野外活動センター、協力:TEAM阿闍梨)のナヴィゲーションアスリート合宿でした。
1年以上前に村越さんから打診あり、温め続けていた企画。村越さん1人でモリモリ準備し、各地から参加の上に、半数以上が女性!ということを当日知りびっくりしました。うれしいな。
私自身、ナビゲーションを楽しむきっかけをつくることをずっとやってきましたが、それから先を目指すスキルアップしたい人たちのために何かをやりたいなーと思っていたので、とてもタイムリーでした。(2年の空白は大きかったが)
それは初心者から中級者、中級者から上級者になるような人たちを見ていて、エクセルは使えるけれど作業に時間がかかっている、ほら、この計算式を使っちゃえばあっという間に楽ちんにできるよ!的な感じです。
1日でも同じようなメニューは提供できますが、2日間と言うのが今回の狙いでもあるでしょう。
1日目最初に自分のスキルを知る、その後コーチと学びながら復習、夜の座学、それを踏まえて2日目のチャレンジときちんと振り返り。
それにより気づきと、少しでも自分ができるようになったこと、達成感を得る。さらに自分のフィールドに持ち帰り練習することができるのなら、今回は成功ですね。
みなさんとても熱心で、目をキラキラときにギラギラさせながら2日間ハードに動き回っていました。
そうそう、盛だくさん過ぎたーメニューにも関わらずハードな設置・撤収をたった2人でやっていた静大の学生若者さんたち、素晴らしかった!ありがとうございました。
わたしたちも工夫しながらまた次の開催へとつなげていけたらいいな。みなさんと、またあちこちでお会いすることをとっても楽しみにしています。
個人的には4年半ぶりにオリエンテーリングレース形式をして、たった40分でしたがクタクタになりました。今のスピードだと富士でもほとんどミスをしない。それでもこいちゃん・がうち・やぎくんから148%の巡航スピードだったのは(登りがとても遅い)、ちょっとエイジ別で大会参加してもいいかな、と思いました。
5月からの毎週末のお仕事も佳境。あと4週さらにがんばろー。
この講座は前任の村越さんのアシスタントを経て8年目に入ります。
里山での地図の読み方、コンパスの使い方を習得するために6回に分かれた座学とフィールドワークをそれぞれ2時間。50歳以上の、中には80歳代の方までいらっしゃって、いくつになっても勉強熱心さには頭が下がるばかりです。私も刺激を受けながら少しずつ工夫してきました。
講座の内容 *これは基礎編でステップアップに中級編3回がある
1 概要と地図のお約束(地図記号、縮尺、磁北線など)
2 等高線と地形
3 コンパスの使い方(野外)
4 総合的に地図を読む
5 事前の計画を立てる
6 フィールドで実践(野外)
山登りを楽しむ人、里山歩きや街歩きを楽しむ人、ブラタモリを見て地図に興味を持った人など様々な動機を持つ方々がいる中で、どのような設定を用意するかは毎回考えどころです。全てのかたが体力があるわけではない、アウトドアに詳しいわけではない。里山に実際行けば簡単なことも制約ある中でどうするか。こういう状況はかえってモリモリしチャレンジングな気持ちになります。
今回はコンパスの使いかたを学び、外で実践する3回目の回でした。
場所は光が丘公園。パークオリエンテーリングの地図もある、緑多く気持ちの良い広い公園です。じつは都内でも実践できるとっても良い場所。ピーク、尾根、谷、鞍部がある!!山へ行かずとも地形やコンパスワークができる!
自分の身長を30cmにしてみるととてもハードな山域になるのですよ。。地図は国土基盤地図情報(国土地理院)のデータを取り込んで作りました。
どのような地図を使ってどのように実践したかを紹介します。(地図の画質は落としています)
まずは集合場所(◎)から△までa-b-c-d-fと移動していきます。約800m。過去2回学んだことの復習をしながらです。地図から目的地(〇の中心)はどのような地形かを読み取る。距離はどれくらいか。方角は?そして実際の地形や斜度を確認しながら進んでいきます。ちなみに等高線間隔は1m!です。
その前に簡単にコンパスの持ち方、使い方を学びます。
・コンパスはお腹の前で地面と水平に持つこと。
・一番大切なのは磁針の赤いNが北を指すこと。それにより他の方角もわかる。プレートコンパスにある周りの目盛りや下の矢印は気にしない、とにかくこの磁針に注目することが大切。その後、実際指示した方角に体を何回か向けてみて方角を意識することをやります。
次に、地図を見て、これからいく場所〇(a)がどの方角にあるかを読み取る。西に行くことを読み取ったらコンパスを使って西に体を向けてみる。その時顔を上げていく方角を確認することが大切。そして進行方向の前側に地図の西を持ってくると、地図で見えるものと実際に見えるものがすぐに対応しやすい。これが整置。この時点はあまり磁北線と磁針が並行にすると強くは言いませんが、結果的にそうなりますよと伝えました。
ここでの地図の工夫は東西南北をあらかじめ書き入れていたことでした。パッと見て地図から方角を読み取ることが難しいかもしれないからです。この書入れにより整置することの意味づけがわかりやすくなったようでした。
いよいよa, b, cの順に歩いてきます。過去2回でやった地形、縮尺から距離を読み取ること、等高線の間隔で斜度がわかる、それをおさらいしながら、地形、方角、距離を読み取り、実際進む方角はどっち?を繰り返しました。ちなみにcには滝まであった!尾根の分岐もあるし。
あまり整置することにフォーカスせず、進むべき方角を読み取るー>その方向をコンパスで確認して体を向けることを意識づけました。プラス余裕あれば地図も合わせるという感じです。
ここで1時間経過し、休憩約10分。
次の課題は、徹底して整置をしてコンパスワークの練習です。地図には建物などもありますが排除し、道のみにし、一部交差点ではそれも書かず。東西南北はここでも入れました。
この講座のアシスタントはオリエンテーリング界のレジェンド、高橋厚さん(多摩OL、御年95歳か、マスターズ世界選手権のスプリントで世界チャンピオンにもなっている方です!子どものころからお世話になっています)。1グループを高橋さんにお任せし2グループに分かれて実践です。
△から時計周りで北の徒歩道を通ってまた戻ってくるコース。
現在地を把握しつつ、進むべき正しい方角はどちらかを選択して進んでいきます。
徒歩道に入る南側のY字の分岐は、すぐに判断をしずらいですが、磁北線があることで正しく行く方角がわかるので、地図上に磁北線を入れておくことは大切と前回話したことを実感していただいたようでした。
途中、歩測などもやってみました。トップの木陰の写真はその様子なのです。
ちょっと駆け足でしたが約30分、約500mの距離
最後の課題は、最初にやった地形+次にやったコンパスワークの両方使って、集合場所に戻るもの。地図もそれっぽくなってきました。
受講者のどなたかから、わかりやすい!!との声がありました。20分、約800mの距離。
ただ、道をたどっていきますが、その間道の分岐や交差点などあるもののそれは排除。正しい道をきちんとコンパスを使って選んで進みます。それだけだと不安なので、目印になる地形も一緒に確認しながら、それから距離も頭にいれて進みましょうと、それぞれ1人で行くように指示。
最初は不安そうだったみなさんも、次第に慣れてきたかずんずん進んでいきました。方角が変わるたびにきちんと整置もできていました。素晴らしい!
そんなこんなの2時間で、最後の地図目的地に行くのに必要そうな情報をピックアップしたものであること、でも実際はもっといろいろな情報がある。次の回からは自分でわかりやすいものを見極めてピックアップして目的地に行くための事前計画を立てる練習をしていきましょう、と話しておしまい。
なんとなく知っている、本で読んだコンパスの使い方は、やはり実践してみることで理解が深まります。山へ行かずとも工夫すれば公園でもできそうです。(正確な地図の用意は大切)
一方、実はコンパスの使い方を教えることは、講師からしてみると案外難しく、”整置”をどのように教えるかは、今現在でも試行錯誤。師匠の村越さんや仲間と情報共有することも多いし、ナヴィゲーション・インストラクター養成講座やOJTでは必ず話題になります。オリエンテーリングなら磁北線と磁針を合わせればいいんだよで済み、自然と身についた者からすると、言語化、段階を経たやり方はきちんとしていかないと、かえって混乱を招きます。地図を回すの?自分の体を回すの?(オリエンテーリングは瞬時に両方をやっている。)
最初のみなさんの様子から大丈夫かな?と思っていたものの、最後はみなきちんと整置をしてできていたので、理解度は高かったようです。
公園というアウトドアフィールドとは少し離れていますが工夫すればできるし、こんなやり方をしたよ、ということで共有しました。
慌ただしい日々。いつもの近所の里山に入ったのは地鎮祭以来のちょうど2週間ぶり。すっかりピンク色から新芽が吹く緑に変わっていました。これもいいですね。
RHPJの敷地に寄ってみるとステキな看板がたっていました。同じタイプの建物ではないけど、色調は似てるかな?
帰宅してから今季初ワラビ採りへ!!母も私も目の色変えて黙々と数十分。素晴らしい獲れ高(でもわたしは食べない)。相変わらずのピンボケですみません。
その帰り道、道端になんとミントがわさわさ生えていたのを発見しました。ぶちっと引き抜きちぎってみた。いい香りがしてきます。今季初タケノコも採りました。
いい息抜きになりました。今週頑張って乗り越えるとぐうたら生活が待っている!
コロナ禍で大会開催に制限がずっとあったせいもあり、出店は2年ぶりでした。そもそもオリエンテーリング会場に顔を出すのが2年以上ぶり。最近はオンラインやSNSでそれでも身近に感じていますが、会うのは4か月ぶり、2年ぶり、はたまた20年ぶり?とかびっくり。やはり直接会ってお話しするのは楽しいですね。
全日本チャンピオン経験者の皆川さんもそんな1人。学生の頃からコーチをしていてぐんぐん伸びてナショナルチームで一緒のチームメイトになって。そして破竹の勢いでトップ選手に。もう不惑の歳って信じられない。久しぶりにおしゃべりができてよかったです。まだまだ強くなりそうですよ。
ほか2年前はちびっこだった子どもたちがぐんと大きくなって背も伸びて大人びていて、遠くの親戚のおばちゃんのように感動していました。今も変わらずオリエンテーリングが好きでやってるって嬉しいですね。
本日のジュニアチャンピオン大会では、ミニフラッグ・フラッグ柄のマスキングテープが若い子たちに人気でした。グッズ大人買いのみなさまもありがとうございます。
次は東大大会で出店でしょうか。そのころはまた萌える地形の全メッシュシャツが出来上がってますよ。お楽しみに。
4月に入ってからはあっという間です。先週末はJOA主催のナヴィゲーション講習・検定が開催、2日間講師と検定員、総取りまとめをしました。
イベントサイト:https://www.orienteering.or.jp/ni/seminartest/22040910silver.html
延期に延期を重ね約2年ぶりの開催とあり、申し込み初日に締め切りという盛況ぶり。JOAの講習・検定は1人1人行き届いた講習・検定をすることに重きを置いており、周辺環境にも配慮するため、募集人数を多くしていません。そんなこともすぐに締め切りとなった要因かもしれません。受講者の皆さん、1日目はじっくりと学び実践し、2日目はドキドキしながらも自らのスキルを試していました。そのスキルをぜひぜひフィールドで活かしていただけたら嬉しいです。
今後も講習を開催していくとともに、インストラクターのOJT、上級検定員やマイスターを育てていくための場としたりと、やることはたくさんあります。わたし自身のスキルアップもまだまだしていきたい。のんびり隠居生活はしばらく先でしょうか。
2日間ご一緒した受講者の皆さん、何から何まで気を配っていただいた講師の早川まさとさん、アシスタントつぎさん、緊張感に溢れながらもOJTをこなしたお二人、マイペースながらも締めるところは締めるさすが元校長先生、村越さん、お世話になりました。
またみなさんにお会いする日を楽しみにしています。5月のゴールドかな?
フィールドで遊ぶのはこの季節が一番いいですね。花粉はちょっと辛いけど。
所属しているTEAM阿闍梨主催で地図読み講習を開催します。チャレンジ!ナビゲーションは2012年よりもっと気軽にナビゲーションにチャレンジし実践できるような機会をつくろうと始まりました。今年で10年目、早いものです。しかしこの2年はコロナ禍でほとんど開催できませんでした。
なので!本当に久しぶりでみなさんに会えるのを楽しみにしています。
地図読みのスキルを取得し、アウトドアフィールドで安全にチャレンジングに、そして楽しく過ごせるようお手伝いできたら幸いです。フィールドは埼玉県日高市、日和田山周辺。少人数でみっちりです。
イベントサイト:https://www.teamajari.com/seminar/challenge2022/0528/
TEAM阿闍梨で行っている地図読み講習は、(公社)日本オリエンテーリング協会(JOA)が定めるナヴィゲーション・スタンダードに沿って行っているので、ブロンズー>シルバーー>ゴールドと段階的に地図読みスキルを高めることができます。今回は基本でもあるブロンズレベルで行います。(参照web:http://www.orienteering.or.jp/ni/seminartest.html?id=navi2)
また指導についても経験と自己流ではなく、JOAによるインストラクター養成講習を経て合格した認定ナヴィゲーション・マイスター(わたし)のほか、認定ナヴィゲーション・インストラクターがサポートするので、より理解が深まるのではないかと思います。
そのような講習なので、希望受講者は、認定ブロンズレベルを受けることができバッジを獲得できます。自分のスキル向上に一役たちますね!
初夏の気候がよさそうな時期、一緒にフィールドをめぐり、かつ地図萌え、地形萌えしましょう。
2年ぶり2月開催のJR東日本大人の休日倶楽部:古地図で東京散歩講座でした。
前半座学から神田ー常磐橋ー一石橋迷子の石標までの約1kmを歩きました。なんといっても国の史跡常磐橋が10年ぶりに復元されたので、それをまた見たかった!講座が始まった当時は修復中で見られず。櫓跡チラリのみ。その後コースを変更していたので、4,5年ぶりの再開コースなのです。すぐそばにある渋沢栄一像も誰それと言った感じだったが、今や大河に新お札でみなさん知っていらっしゃる。(先見の目あったな)
トーチテラスで小千谷からの大きな錦鯉たちを見ようとしたら、もっと大きな鯉がいた!
みなさんとのんびりお散歩できるのはやはり楽しいですね。
帰りは東京駅から。
2年ぶりに県立朝霧野外活動センター主催の野外教育指導者養成講習に講師として携わりました。この講習よく雪にあたりいろいろな思い出があります。
1日目の机上講習を担当した後、2日目のフィールドワークは田貫湖に。雪のなかでしたがいいお天気で風なし。読図に慣れていない方々も最後はコツをつかんでとってもレベルアップしていました。嬉しいかぎりです。
個人的には、宮内さんと一緒に講習を進めるのはなんと11年ぶりAdventure Divasのぐるぐるナビ講習以来で(こいちゃん談)、とても懐かしかったです。イベントでは顔を合わせてるのにね。一緒にチームメイトで2005年まで世界で戦ってきて50そこそこになってこうやって同じ時間を過ごしているのがなんだか感慨深い。
もう1つ、我が師匠とのフィールドでの一緒に写っている写真はとっても貴重!ということでアップ。(きっと楽しく)話しているのになんかそっぽを向いているのはお約束でしょうか。。いでちん所長、ありがとうございました!
センター内にフラッグ設置中自然の等高線がピークにできていたので思わずパチ。
この後各地でシルバーレベル、ゴールドレベルの講習が開催されます。無事にできるといいな。
県立朝霧野外活動センター主催の野外教育指導者養成講習のために講師としてきています。
10日は関東は大雪警報。ひどい予報なので1日前倒して4時過ぎ家を出ると既に雪。中央高速をやめて東名でぐるり周ることにしました。
高尾を越え雨、懸念の標高ある足柄付近では530で既に路面にうっすら雪積もり緊張感ある。その後順調に新富士インターから国道139号に出るが北山付近から雪景色、道路もピンチ。で現在標高800mの朝霧野外活動センターは普通に雪国、風も強い。ギリギリ登ってこれた感じ。冬タイヤに替えておいて本当によかったです。
11日、とってもきれいに晴れ上がり、富士山も天子山塊の山々も雪景色でした。午後からの講習前にセンター内にて設置開始。30cmは積もる森の中をナビゲーション。楽しかったです!
あっというまに大晦日で、大掃除やら棚卸しやらあれこれ慌ただしい。毎年前日が誕生日なので、さらに時が早く感じるのかもしれない。
さて、この2年コロナ禍により全世界の誰もが今までにない経験をし、考え、探りながら新たな生活パタンを送っていると思う。
私自身最初の1年は不安が先行し、とにかく静かにしていよう、、という気持ちが大きかった。基礎疾患者が身近にいることもある。2年目の2021年はそんな状況でもできそうなことをしていこう、と小さなこからやり始めた1年だった。そして人生の節目の歳を迎えるとともに次のステップになる印象深い年でもあったので、まとめておきたい。(しかしまとまっていないただの長文)
2021年3大トピックス
・入院ダイエット
・パンダの生態に興味を持つ
・リカちゃんハウスプロジェクト本当に始動
・入院ダイエット
かねてより経過観察をしていたが、抱えている懸案事項は1つずつつぶしていくべしと重い腰を上げ、外来ー>精密検査ー>入院ー>手術をすることに。この決定まで2か月弱。場合によってはとてもよろしくない状況になるかもしれず気が重かったが、幸い見通しは明るかった。
手術自体は急がなくてもよかったが、緊急事態宣言のタイミングとその後のイベントなど仕事の兼ね合いで復帰時期を医師と相談し、1月早々実行するようむりくりスケジュールを入れてもらった。
再び緊急事態宣言が発令された中での入院生活はとても緊張感があったが貴重な経験だった。27年ぶりだったので(その時はひざ手術)、当時から進化したな―、ごはん美味しいなー、手術室まで歩いていくのか―、シャワー勝手に使っていいの快適!実習学生かわいいなー、がんばれー、院内のスタバでコーヒー飲めちゃうとか。
手術があるとはいえあまり不安感はなく、1日中ごろごろできること、睡眠導入剤のおかげで1年で一番深い睡眠がとれたのが嬉しかった。手術前も後も、窓際の一番良いポジションを取れたのも快適な入院生活と感じたことの1つ。これは生前の田代先生が入院中ツイートしていてとても参考になっていた。残念ながらPCは使えなかったが、緑ある外を眺めながらの読書三昧は最高だった。でも朝晩毎日おなかへの筋肉注射だけは痛くてつらかった。
(しばらくして田代先生がお亡くなりになったと伺い、悲しくて仕方がない)
こんなことを書けるのも、必ず治ると約束されたようなものだったからかもしれない。
自身はのんびりしながらも、急性期の患者が集まりコードブルーを何回か聞くような院内。向かいのベッドの手術後のおばあちゃんは、ほんとうにつらそうで食事もとれず点滴のみでうんうん唸っていた。”先生、わたしがんばりたいんだけど、どうしてもいたくてつらい。。” 。そんな声が聞こえてくる。おばあちゃんの肺にたまった水を取りのぞき続けているのだろうその装置の音を聞きながら、少なからず生きることについて考えた。
看護士は究極のプロフェッショナルで究極のサービス業だ。コロナウイルス感染防止のために作業がひと手間増え、それだけでも本当に大変そうだった。頭が下がります。
そんな入院生活で楽しみを見出そうとした1つが入院ダイエット。
この年になると”中年太り”というものがつきまとい、いくら運動をしてもなかなか痩せられない。まして外に出歩かなくなってしまった1年で体重がぐんと増えてどうしようかと思っていたところ、強制的にコントロールされたお食事と規則正しい生活の日々。これはいけるのでは?
もくろみどおりたった1週間だったがこの生活習慣が後々の体重減につながっていった。薄味、栄養バランスの良い食事、運動量以上のカロリーを取らない、間食なし、飲酒なし。適度な運動。ある意味当たり前。
これらを徹底することで、1年かけて約9%最大体重時より軽くなった。やったー!!だが筋肉量と持久力まで落ちてしまったので、がんばって筋肉をつけて復活することが当面の目標。それからアルコール摂取はあっても1,2か月に1回程度となり、今やビールを飲むと頭が痛くなるようになってしまった。変わるものでございます。
主治医は、わたしが山関係の仕事をしているのを外来医からきちんと情報引継ぎしていて、術後は毎日質問はあるかと聞ききながら、”田島さん、山は2か月は登っちゃだめですよ、ダメ。”と先手を打ってきた。えー、先生話が違う~と思いつつ、早く復帰しようと体を動かすと体調を崩すことが何回かあったので、やはりせんせーの言うことはちゃんと聞かなくてはいけない。
結局、計画より1か月以上復帰が遅れることになり仕事関係者に迷惑をかけしてしまった案件もあったが、緊急事態宣言の延長なにがしでほとんどの講習、イベント自体がキャンセルになったので、身体には優しい、でも懐にはよくない状況になった。まあのんびりしろとってことよねと、2021年前半は養老院生活のようでありました。
つらつら書いたが、来月の定期検診をもって1年の通院終了。何も悪いところがなさそうなので大丈夫です。体重を落とすことができたしよかった!(リバウンドなし)
健康でいることは本当に大切です。適度な運動、快眠、快食、快便。無理しない。心がけたいですね。
それから軽い病状の入院や手術生活でも”家族”との関わりはとても重要であった。簡単な手術なら前日の付き添いも当日も来院しなくていいと思っていたがそうはいかなかった(もしもの時の判断などあるのでしょう)。ずいぶんと負担をかけてしまったけれど、身内の存在のありがたさを知った。
・パンダの生態に興味を持つ
退院後、あまり体を動かせない状況でふと目に入ったのが1月末のパンダの動画。ニュースでも流れていたが衝撃を受けた。
絶対中に人が入っているんじゃないの?
ここから一気にパンダについて興味がわく。確かにぱんだってかわいいけどよく知らない。
調べていくと、パンダはふだんは1頭で生活していること。子どもを産むと母パンダは子どもが1.5歳ごろになるまで子育てしながら一緒に暮らすこと、そのあとはまた1頭暮らし。ダンナとは一緒にいない。とにかく1人いえ一頭。乳房は4つ。繁殖期は1年のうちたった2,3日。グルメ。竹ばかりが好きなわけではない、環境でそうなった、竹は栄養価が少ないからエネルギーを消費しないよういつも動かず寝ている、中国のパンダ外交、中国のパンダはきれいさにこだわらず、ありのままの姿でよしとなんだか泥だらけで茶色い、子育て放棄した母パンダに代わり義理母パンダがお世話する、動物園では暗い狭い巣穴に代わってオリがその代わり、ワン!って鳴く、熊系統と猫系統がある、とか知れば知るほど面白いし不思議な動物。
この動画の最初にでてくるパンダはアメリカのワシントンDCにあるスミソニアン動物園のMei Xiang。世界で2番目の高齢出産(人間でいう60歳)の22歳のおかーさんパンダで8月に産んだばかりの赤ちゃんパンダがいるというではないか。さらにライブCamがあり24時間見られるという。これは時間つぶしにも観察するにもちょうどいい!!
と毎日のように見るようになり、全部おんなじに見えたパンダもやっぱり個性があって顔の違いもわかるようになってきた。行動パタンもそれぞれで予期せなかったり笑いあったり驚いたりとなんとも不思議な動物でありました。手足が短いからかかわいいんだよねー。手を使って食べるせいかしぐさが人間に似ていると思う。
わたしのお気に入りはそのスミソニアンの赤ちゃんパンダXiao Qi Ji(今1歳5か月でそろそろ親離れ)。その姪っ子の中国にいるDou Ban(姪と叔父なのに同い年というのが面白い)、パンダの野生化プロジェクトから戻ってきた喜悦ちゃん。興味のある方はライブカムこちらからどうぞ。
アメリカスミソニアン動物園のライブカム。楽しいのは日本時間20時―22時頃、現地時間6-8時ごろ、朝庭に出る前の親子の様子が見られる。
https://nationalzoo.si.edu/webcams/panda-cam-classic
どうばんがいる中国のライブカム。継母、継弟と一緒に暮らしているが、そろそろ引っ越し、子離れか。12時、15時、17時ごろにタケノコをムシャムシャ食べる映像が見られる。
https://live.ipanda.com/xmwl/06/index.shtml?channelabled=0
ほんとうに癒される。成長を見守ってます。なんだか遠くにいる親戚のおばちゃんな気分の毎日です。
2/28:生後6か月のあかちゃんチージー。黒いのはトレー。まん丸同じ大きさ、餅か。
12/26:1歳5か月のちーじー。大きくなってもおかーさんに育てられた”巣穴”に戻ってまた寝ているのがカワイイ。ほんと大きくなったよね。
中国にいるどうばん。茶色い。。。おじさんのちーじーとよく似ている。
(ちーじーのおねーちゃんBaobaoの子ども。Baobaoは育児放棄してしまったが、今年また出産し(双子)、子育てをきちんとしているとのこと)。メイシャン母さんにしたら孫娘と息子が同級生という。
・リカちゃんハウスプロジェクト本当に始動
2005年の愛知オリエンテーリング世界選手権を最後に選手としての活動を終わりにし、次に考えたのはオリエンテーリングはもちろん、多くの人にナビゲーションスポーツにもっと興味を持って楽しんでもらうことだった。オリエンテーリングそのものについてはプロフェッショナルがいてまわっていくだろうが、実際普及を考えたときに本当の普及に結びついていないことが気になっていた。興味のある人はたくさんいる、でもすべがない、その中で何かできないか考えていた。
まず最初にやったのが、今やポピュラーとなっている写真撮影形式のロゲイニング。のちにフォトロゲイニングという名前も付けられた。このアイディアを最初に形にし立ち上げたのが、TEAM阿闍梨でやった奥武蔵レクロゲイニング。地図読みをもっと気軽に楽しみ、奥武蔵に足を運んでもらおうと企画した。ちょうどデジカメが出てきたころで時代ともマッチした。2005~2012年にかけて毎年ではなかったが実施、最初こそ100人程度の参加者だったが当時で400人の参加者があったのだから時代の先を行っていたのかもしれない。他でも同じようなロゲイニングが出てきたところで、イベントそのものは発展的終了に。
次に考えたのが、ナビゲーションが好きな人たち、興味ある人たちに、講習や練習会といった”学びの場”を作り、”仲間”をつくること。具体的な形としてTEAM阿闍梨が講習会等を開催し、それに参加した人たちで作るClub阿闍梨が出来上がった。大人の部活動の始まり。現在会員数約70名、2022年で10年目となる。
同時期に、本格的な山でのナビゲーションにチャレンジし、キャンプ要素を含むOMM JAPANに携わることになった。よりナビゲーションに興味を持ちひょっとしたらオリエンテーリングをやる人が出てくるかもしれない。形を整え、結び付けられたらまた面白いだろう。オリエンテーリングの運営と違いとまどいがあったが、立ち上げから運営が安定するまでの2014年~2019年、競技責任者として引き受けた。
そしてリカちゃんハウスプロジェクト。おそらくこれがライフワークとして最後になるだろう。ナビゲーションが好きな人たちが集まれる、ナビゲーションを学びたい人が訪れられる”クラブハウス”的な場所をつくること。里山に拠点をつくり、そこから裏山に出かけられるようにする。これはClub阿闍梨の忘年会で6,7年前に公言していたが、土地条件が合わずすぐにはかなわなかった。あげく、イベント会場のイージーアップテントを見てこれがリカちゃんハウス?と揶揄されたりもした。
50歳になったらリカちゃんハウスで隠居生活を始めようと胸に秘めた想いは消さずにいたが、正直このコロナ禍であきらめていた。それにわざわざこの歳で借金生活をしてまでやることなのかと悩んでもいた。が、タイミングは突然やってくる。今年5月末に条件が良い土地を紹介してもらい7月に取得。今までの悩みはなんだだったんだろうというくらいあっという間にことが進んだ。いよいよ本当に始まる。来年の今ごろどうしているでしょうね。楽しみ。
このプロジェクトをどうしようと迷っている頃、背中を押してくださった方々に感謝しています。
他にもいろいろたくさんあるけれど、2021年の3大トピックス、これでおしまい。
今までは先のやりたいことしか考えていなかったが、50歳が近づくにつれ残りの時間で何ができるだろうか、と考えるようになっていることに気づいた。こういうのも悪くない。今となっては思い描いていた生き方と違うが、それはそれこれはこれ。身の丈に合ったわたしらしい過ごし方をしていきたい。
つくづく1人ではできない、周囲の力を借りながら支えられやりたいことをやってきたと思う。本当にありがとうございます。2022年もまた楽しそうなことをやっていこう。引き続きよろしくお願いいたします。
今年1年大変お世話になりました。
みなさま、来年もどうぞよろしくお願いいたします!
(まずは家の外壁ペンキ塗りかな)
なにはともあれ健康第一。
良いお年をお迎えください。
昨年はコロナ禍の影響で、地図読みの講座が初級・中級とも中止となってしまいましたが、今シーズンはどちらも開催されています。私にとっては2年ぶり、受講者のみなさんも待ちに待った講座ということで、とても熱心に学んでいらっしゃいます。
そしてさらにこの夏から新しい試みとしてオンラインでの講座がスタートとなりました。地図読みの講座でもできないかということで、2時間初めての方向けに開催しました。
年配の受講者が多いなかで、zoomを使ったオンラインの講座は、受講する方も準備をするスタッフはじめみなさんかなり気を遣います。わたしも目を見て話す、内容を臨機応変に変えていくことが多々あるため、顔も声も聞こえない、でも画面の向こうにいる皆さんに向かってどのようにお伝えしていくかはとてもチャレンジングでした。
楽しかったという声が多くてほっとしていますが、まだまだ工夫ができそうです。
なんだか難しい、と思われているかもしれない読図を、少しでも多くの方に親しみ学びやすくなるよう、わたしもさらに勉強していきたいです。
念願の等高線で表した地形萌え手ぬぐいを作りました。エリアは南アルプスの赤石岳(標高3,121m)です。
三伏峠から入り3日目の朝、大きく構える雄大な赤石に感動、その先西の稜線に広がる平らな百閒平、そして日本最高所に一等三角点がある!萌えないわけありません。
数年ぶりにやろうと思えたのは、いくつか理由があります。
・国土地理院の基盤地図情報の充実
・そのデータを扱えるようソフトの技術習得
・そのデータに関し利用手続きが改定されたこと
8年前の巾着田とウノタワの地形萌え手ぬぐいは友人がトレースしたものでした。この作業はものすごく根気がいるのでなかなか手が付けられませんでした。それがここ数年の基盤地図情報の充実と、そのデータをVMMとOCADで使う方法を去年のstay home中に学ぶことができました。
さらにハードルが高かった国土地理院へのデータ利用手続きについては、地図として扱うことを想定していなければ申請は不要となったこと。(ただし出典明示は必要。詳細はこちら:https://www.gsi.go.jp/LAW/2930-index.html)
情報の開放と技術の進歩。これにより実現したのでした。忠実な等高線グッズを出せるのは、ほんとうに嬉しいです。
手ぬぐいを広げると等高線のお勉強もできます。興味ありましたらどうぞ。(O-Ajariへリンク)
https://www.o-ajari.com/20210519chhikeimoetenugui/
難解と思われがちな等高線、少しでも親しみがわいてくれたらうれしいな。
おかげさまであと数枚で完売。せっかくなので再発注しましたが、出来上がりは6月に入ってからになりそうです。
次はチューブバンダナとTシャツです。どこへ向かうのでしょう。。
年末年始とフィールドに赴いていたのは、この講習の下見でした。緊急事態宣言が発令されるとは思っていませんでしたが、解除を見込んで1か月遅れて申込が始まりました。
東京は五日市エリアがフィールドとなります。
なんとなくできるかもと思っている地図読みのスキルを、スタンダートを確立して段階を経てしっかりと身につけようという講習、山のグレーディングレベルにも合わせています。
今回はシルバーレベル。読図の基本を知っている人がさらに実践で役立てられるようにしていきます。2日目はそのスキルを試すチャレンジ。
(公社)日本オリエンテーリング協会主催
http://www.orienteering.or.jp/ni/seminartest/210313.html
実りある時間となりますように。
春に開催予定だったJR東日本大人の休日倶楽部古地図で東京散歩・山編は延期に延期を重ねていましたが、11月に人数を少なくして残り2回を一気に開催、最終回の今日は石神井川を東に進みながら最後は飛鳥山へ。
石神井川の変遷と、加賀藩の下屋敷と、周辺は戦時中の軍事施設の遺構が多くあり、でもひっそりと案内板もなくあるのが彼らにはツボだったよう。迅速測図ー明治後期の地図ー現代の地図と見比べてみるだけでもこの地域の歴史がわかります。あなどれない板橋、北区とつぶやいていました。
旧河川にある東京層の露頭を見学しながらも、そのそばにあったつり橋をきゃっきゃいいながら渡って往復し、本当は歩いて登るはずだった飛鳥山にも、みんなアスカルゴ(えーと無料ケーブルカー)に乗りたい!と乗って大喜び(ストーリーズに動画10秒載せてます)。お天気も良く暖かく遠足気分でした。
不安と隣り合わせながらも、今できることをと考え行動する毎日ですが、彼らとお話しし歩いてとっても楽しい時間を過ごせました。それにしても2時間で5kmも歩くとは(講座の中では長い距離のほう)。みなさんお元気です。歳を重ねても新しい知識を取り入れ楽しもうとする姿勢は、見習わないといけません。
また来春、元気にお会いできるのを楽しみにしています。
写真)音無さくら緑地のみどりのつり橋を渡ってみる(そして戻ってくる)紅葉がきれい
憲兵の詰所と言われているたてもの
陸軍用地の標石
ぶれちゃったけど、石神井川は銀杏もきれいでした。
(長文)少し前ですが、10/11(日)に野川のカルガモさん主催のロゲイン羽沢今物語に参加してきました。明治後期の地図を使った5時間のロゲイニングです。
イベントサイト:https://nogawa-karugamo-ex12.blogspot.com/
もはや年に1度か2度しかレース参戦しておらず、出ても世界戦ぐらい。このカルガモロゲは唯一の国内戦といってもいい、世界戦のためのいい練習と村越さんとペアを組んでやっていたが、今回は1人。過去女子1位の賞品をいただいてばかりで、金魚のフンなのに、と思われているのはよくない。1人でもきっちりナビゲーションできるよ~、やるぞ!というのは心に留め、でも最近運動不足なので、5時間ペースダウンせず、ただただ淡々と走り脂肪を燃やしながら得点を重ねるルートを取る、いざという時は電車に乗るというコンセプトにした。
本当に得点を重ねるなら、今回の配置なら先に電車に乗り反時計回りが良いのでしょう。何より南の高得点エリアに絶対行かねばならぬ。最後に電車に乗るのは時間の調整が難しくなりリスキー。でも先に書いたよう、とにかく体を動かしたいのじゃ、、燃やすのじゃ、走るのじゃという気持ちを優先させた。
となると高得点エリアに取り付くためには、西エリアに展開するよりさっさと南下したほうが同じ距離進むにしても得点が多く取れる、反時計回りのルートにした。ちなみに各エリアのポイント集計はしていない。
最初の2つぐらいは少し気が緩んでいたのか整置と距離感がうまく合わず丘の上で途方に暮れていたりもした。トータル15分ぐらいミス。後ほど使い慣れていない胸にさしていたiphoneがコンパスを狂わせていたことに気づいた。しょぼん。
その後はきっちりいつでも整置と、保険をかけるがごとく歩測三昧。そんな中目指すべく古道が現れてきたり、庚申塔がでてきたり、かつての川がでてきたり、思い通りの地形がでてきたりと感動でした。
いよいよ国道超えて南の高得点に向かえるかどうか判断しようとしていたCP82ですでに2時間10分が経過。2.5時間で一番遠いところにいて戻ってきたい。となると南への展開はやや厳しい。3分ぐらい休憩を取りながら考えて、泣く泣く南のエリアは捨てることにした。ここで変更1。CP83のビール坂行きたかったよ~~。その代わり戻りながら高得点お得エリアが密集しているのを発見できたので(52-73-37、31-64-55)、さっさとこの判断ができたのでしょう。
戻りモードで順調に得点を重ねCP55まで来たところでちょうど残り1時間。これから谷沿いエリアの安いポイントを取りながらでも5kmだし、十分間に合うな―と考えていたところ、ふと西側のCP54-43-30-72が目に入った。2.5㎞で約200点!ここで初めて真剣に足し算し、西側のポイントを取って鴨居から電車で帰ることを思いついた。これ変更2。
電車を使う予定はなかったとはいえ、事前準備としては駅の位置と、電車の運行間隔と乗車時間。鴨居駅で制限時間30分前に乗れば余裕、と計算していた。CP55から鴨居駅まで30分でカバーすればOK、無理くり行けるか、、とここで攻めることにする。
しかしくたびれていてペースは上がらず歩いたり。その代わりナビゲーションは集中してドンピシャリ、最後のCP72の鴨居神社が目の前に見えてきた時は感動した。
ここで残り25分。とっくに安全圏から外れた。とにかく北へ駅を目指すが正確な位置がわからない。でも駅前の雰囲気ってわかるよね。商店街を越えてすぐに発見、スイカはポケットに入れていたので改札急いでパスし、階段を上るのがボディーブローでつらかったが、ホームに降り立つと21分前。その2分後に電車がやってきた。ラッキー!!残り19分。6分乗り、新横浜から歩いても7分なら大丈夫!途中小机で下車も考えたが、もう攻めるのやめよう、、と新横浜駅まで行き、制限時に間に合ったのでした。次の電車だったら厳しかったと思う。
そんなこんなで電車を降りてからすぐに足が攣ってコンコースでうずくまっていたり、会場についてからも攣りまくって周囲にご迷惑をおかけしましたが、とっても楽しい5時間でした。街の中でも、古地図を使うと森の時と同じように思考の負荷がかけられるので楽しくなります。
カルガモさん、運営のみなさん、こういう時期に開催はとても気を遣って大変だったと思います。本当にほんとうにありがとうございました!
まとめ
・谷の中に入ったからといって安心しちゃいかん
・一番遠く得点高いエリアは魅力的だけれど。。
・一に整置、二に整置、3,4歩測の5はプランとアタック
・結局森のナビゲーションと一緒、コンパスを使った整置、地形、歩測、プラン&アタックポイント
・TSUMEROGEの成果ありあり
印象に残ったCP
CP37の富士塚
CP63の塩嘗地蔵
CP52の羽沢貨物駅のコンテナホーム!
最後はスタート直後の写真、顔がむくんでる~。藤沢さんありがとうございます!
ギリギリ開催できた3月中旬の(公社)日本オリエンテーリング協会(JOA)主催ナヴィゲーション講習(シルバーレベル)を最後に、半年の間とっても静かに過ごしていましたが、コロナ禍の状況を見つつ、本日JOAナヴィゲーション講習(ブロンズレベル)が開催できました。感無量。
すっかり腕が鈍ってしまったのか、我が前半グループ、期せずして藪漕ぎ実践ができてしまいました。うーん、すみませんー。1人反省会です。でもゴールドレベルを実感できたに違いない。ヒルにやられたけどね。。
さっそく講習の様子の写真がアップされています。みなさんとても熱心でレベルアップが早かった。
http://www.orienteering.or.jp/ni/news.html
そして静かにJOAのゴールドレベルナヴィゲーション講習・検定の案内もアップされています。12/12-13開催。
http://www.orienteering.or.jp/ni/seminartest/20121213.html
やはりフィールドはいいですね。またみんなとできるといいな。参加者のみなさん、サポートスタッフのみなさん、ありがとうございました。
3月初旬のOMO(参加数約250人)は、周囲のイベントが次々と中止するなかでの開催だった。英断等々言われたが、わたしたちとしては、英断でもなんでもなく、手さぐりながらもきっちり考え判断し、かつ参加者のみなさんと少数精鋭運営スタッフのおかげで無事にできた。実際、欠席者はいつもの年と変わらなかったが参加関係者から中止のお願いメールもあったりしてちょっと考えさせられたもした。
正直、そのあとの2週間はハラハラドキドキ過ごしていた。
行政も地元もだれもが手探りで判断し行動していたその1か月後、政府からオフィシャルに緊急事態宣言が出されてからは、さらにイベント開催はハードルが高くなり今がある。
なんだかんだその3月で疲れたのか、何かやらなきゃと思いながらもなかなか腰が重い自分がいてふさぎ込む。考えも判断も日によって揺らぐ。想いと背中合わせにサラリーも少なからず考えなくてはならない。
無理せずやりたいこと、できることをやろうと静かに少しずつ進めてきたこの数か月。Club阿闍梨のみなさんとオンラインを通じた講習やコミュニケーションをはじめ、やっとオフィシャルな形にしたのが東京湧水めぐり60、そして今回のチャレンジ!オンライン2020だ。
https://www.teamajari.com/event/co2020/
https://www.teamajari.com/event/tokyo60sprigstour/
わたしたちが楽しい!面白そう!と思うことはみんなもきっとおんなじはずとずーっとやってきたTEAM阿闍梨の活動は、任意団体ながらもう15年にも及ぶ。これからも揺らぎながらも進んでいくのでしょう。少しずつでもできたらいいなあ、やっていきたいなと思っています。
ナビゲーションが好きなみなさんと思いきりはっちゃけてフィールドに出られる日がきますように。
体力だけはキープしておかねば!
1995年 オリエンテーリング世界選手権(ドイツ)初出場
2005年 オリエンテーリング世界選手権(日本)最後の出場
2015年 会社勤めを辞めてフリーランスに
5のつく年は何かしら節目のようです。おもしろい。
今日でフリーランス6年めに入りました。びっくりです。みなみなさんのサポートありがとうございます。ほとんどの人もそうでしょう、今年は予期せぬことの連続。大手が9割減益、美味しい名店が閉店なんてニュースに驚き残念な気持ちになりますが、超零細なワタクシもけしてヒトゴトではありません。
それでも、やりたいこと、できそうなことを少しずつやっていきます。好きなナビゲーションを仕事にし、形にできるのは幸せなことですね。
今後ともよろしくお願いいたします。
果たして5年後、2025年はどうしているでしょう~。
写真)2015年秋、漆黒の兜、塩見岳にて
OMM JAPAN 2019 ディレクターズレポートが掲載されました。
https://theomm.jp/omm-japan-2019-kirigamine-kurumayama/#report
わたしもテクニカルディレクター(競技責任者)としてレポートを書いています。
昨年5回目の運営が終わったサンデーディナーの夜、おおかたの競技運営がスムーズにいったことでこれから先を見越しての運営体制が必要と関係者で話をして、今回の運営となりました。
1200人ものいろいろなフィールドからの参加者をかかえた競技運営は、わたしにとっても毎年チャレンジでした。専門としてやってきたオリエンテーリングとはまた違うOriginal Mountain Marathonならではの独自のルールがあります。UKとのすり合わせ、日本独自の展開。各チームとの調整。全く手探りの状態から始まりました。言うまでもなく顔が見える範囲の少数精鋭のスタッフの力があったからこそできたことでもありました。
運営するうえで学んだのは、苦手なアウトプットと指示を的確にすること。今でもまだ周囲を惑わしていますが。。すみません。
思えば2014年1月、相馬さんから本国UKのOMMに一緒に出ましょうと声をかけられなかったら、本国参戦もJAPANでの運営も携わらなかったかもしれません。そして相馬さんが今いらっしゃったのなら、競技責任者もしていなかったかもしれません。彼からの我々へのチャレンジなんじゃないのか、、と話すこともあります。
ナビゲーションにチャレンジする多くの参加者を国内で見ること、彼らの2日間過酷な時間を通してフィニッシュした時の達成感に満ちた顔、そして私自身18歳の時にノルウェーでマウンテンマラソンを知りワクワクしていたことが、運営の原動力でもありました。
まだ課題はあるものの、安定してきた競技運営の手順を各パートごとまとめ次の担当へ渡すまでがお仕事、一番苦手なマニュアル作りが残っています。
関係各位、引き続きよろしくお願いいたします。
写真)2日目スタート地区にて。朝6時すぎ。
現在発売中の山と渓谷9月号(山と渓谷社)の特集は紙地図と電子地図。
プロローグ の
・[座談会]なぜ、我々は地図を読むのか
にそれぞれの専門家の方々とともに登場しています。
https://www.yamakei.co.jp/products/2819901013.html
GPSアプリとの併用でナビゲーションがどう変わるか、見回すとそれぞれの経験でしか語られていないので、きちんと実験してみたい、そんなチャンス、ヤマケイさん次はお願いしたい!などととも思ってます。
それにしても読図の世界も変わりつつあり、時代は動いてますね。
2月以来のオリエンテーリングレースに出場。
まずフィジカルの落ち込みは仕方ないので、そこはできるだけプッシュするしかなく、しかし怪我のないよう無理をしないことを大前提とした。
2週間前にAMOの設置でO-mapを使って富士のテレインに入ったのが唯一の練習といえた。
技術的な課題は以下の通り。当たり前だが無意識にできていない状態では意識的に取り組むしかない。
フィジカルは仕方ない。やるべき手続きを我慢してやり続ければ、最小限のミスで進める、ガマンのレースだ進むべしべし、きちんとやればできると言い聞かせる。ということでいつでもどこでも手を抜くことなく、ぼーっとしている時間をなくしてあとはしっかり走るようにしようとした。
以下、アナリシス。ピンクが実際のルート。青が他に思いついたルート、あるいは当初行こうと思ったルート。地図はクリックすると拡大する。
S-1
出だしからルートチョイス。直進ルートは、自分の今のフィジカルを考えると登りがものすごく遅いこと、また久しぶりなので、まずはカンを取り戻し慣れたい、慎重に行きたい、ということから道周りルートへ。アタックのピーク手前で谷をとらえたのでショートカットして入る。次に出てきた尾根としかプランしていなく、手前の尾根にひっかかる。しかも尾根に乗った時に、コンパスを使って尾根の方向を確認していなかった。下り始めてあるべき距離を進んでもフラッグがない、整置をすると尾根の方向がおかしい。ここで手前の尾根だと気づき、リロケート。半信半疑ながら谷をコンタリングしているときに、そこに植林地がある感じだったので、このまま進んでいいのだと進む。
正しい尾根に乗った時にもう少し注意深く周囲を見ればよかったが、(すぐ10m先にあった)、コントロールの上にいると思い下っていく。しばらくすると平らになり下に出ていたと気付いた。登り直すとフラッグ発見。
プランの段階で手前の尾根を見落としていたこと、方向確認を怠ったこと、地形の高さにまだ鈍感であること、そして何より森でパッと周囲を見た時に、フラッグが目に入ってこない。この視力とは違うフラッグを探す”メジカラ”って実は重要。次からもう少し丁寧に地図を見て気を付けようと先に進む。でやっぱり体が重い。
このレッグではトップのゆきさんが青ルートを取って、こんなにミスをした私と1分のタイム差しかない。道周りのほうが早いのではと思う。
1-2
道をたどりながら、適宜現在地確認するポイントを上げ、その間は(自分なりに)スピードを上げる。余裕があれば2から先を先読み。
北北東に方向が変わるピークが最終確認。ここは行きすぎないように距離と方向に気を付ける。ピークから方向維持したまま、道を降りながらも谷に入る。藪がヒドイので一瞬躊躇するが、地図をよく見ると急斜面の先なのでガマンして降りて行った。
2-3
いかにもミスをしろとプランナーがいわんばかりのレッグ。
下り基調、走りやすいとスルーしてしまう。
まずは脱出を適当にするとそれだけで距離がわからなくなるので、きっちりと脱出すること。
プランは補助コンタのピークから平らになったところで入ることにした。歩測はしていない。人工特徴物?があることと、平になった先にはまた小さなピークがあることに走りながらチラチラ地図をみていると気付いた。お地蔵さま?みたいなの見てどこまできているか把握。アタックに近づくにつれてスピードを落とした。そこから方向を変え、ガマンして進むと尾根っぽくなるはずなので、正しく方向維持して進むとフラッグが出てきた。よし、いい感じ。
3-4
尾根上にある植生界。緑をどのようにまくか。最初は緑の植生西側を考えるが、3本も登って降りるのはもったいないと、谷底から緑を巻くプランにする。それで進むがあまりにも植生がひどく斜めに登っていく。こういう緑の斜め斜面ってさらにスピードが落ちるので、ならピークに登っちゃえばよかったかも、、と後悔しながら進む。気を付けたのは、斜めに切るのはいいが4の北側をスルーして尾根に取り付いちゃうこと。エイミングオフ気味に早めに尾根上に登った。
4-5
なんか今日のエリアは藪だよなーと思う。
(4年前の地図だとは知っていたが、地図修正していると勘違いしていた)
西へ伸びる尾根は緩やかで走りやすそうだったので、そのまま鞍部まで引っ張る。片斜面は走りずらいだろうという判断。
そこから高さに気を付け、コンパスで方向確認し、南側の緑をみながら進む。
5-6
青のルートとピンクのルート2つ見える。そろそろ疲れてきたのと、森の中の動きがやはり遅い、斜面と縦ハッチでスピードが遅そうだ、ということから、池の東ルートにする。気分転換にはなった。自分に体力があった状態でも青ルートはひょっとしたら選択していないかもしれない。テレインのコンディションや植生にもよりそう。
池の角からコンパスをベアリングして登り切ったゆるやかな尾根で位置確認し、そのまま方向維持して次の尾根というプラン。進みながら進行方向左側に私有地が近くに見えるので、どれくらいの高さを進んでいるかを目測で把握し、ほぼまっすぐのラインで行けていると確認。目の前の尾根にフラッグが見えてきた。やったー!ばっちり出てくると嬉しいよねー。しかしそろそろ体力の限界。
6-7
今回、最大のミス、7分ほど。方向と高さを維持して、2つ目の尾根を越えて、谷の中に入ればいいと、大雑把なプラン。谷の中に入れば地形は見えるだろうと思っていた。2つ目の尾根から谷に下りるときに位置確認をきちんとしておけばよかった。実際は谷に入る方向がずれていていた。
本人はフラッグより上部にいるつもりなので下のほうをウロウロ、しかも1本北側を急斜面があるのにおかしいなと思いながらも探していた。また植生が緑で見通しが良くなかった。さっぱりわからなくなって、池のほうまで戻り、大きく地形をとらえると谷が分かれていたので、正しい谷に入り、微地形をとらえる。
手前での位置確認、コンパスをきちんと見て方向確認、フラッグ位置をもっと丁寧に見てプランをするべき。
そろそろ集中力が切れてきて雑になりがち。
それからスタートしてすぐに気づいたが、やっぱり走りながら地図を見ることがしずらくなっている。なので、こんな雑になってしまうのかもしれない。今までと同じようなスタイルでやるのはいよいよ難しそう。工夫が必要。
7-8
脱出の方向をきちんとすること。この登りで何度休憩したことだろう。ミスをしていないが、ものすごく遅く、ミス率に計上されている。
8のアタックをきちんと確定していかないと、コントロール位置は穴だし見通し悪そう。気を付けねばと思う
アタックポイントは谷の一番膨らんだところからコンパス直進で降りていく。行きすぎると緑、やや緩やかになる、、と我慢して方向維持して降りて行ったらあった。一安心。
8-9
同じ課題のレッグが続く。高さを保ちながら、1本の尾根に入らないよう、2本目の尾根。スルーしないよう、全てコンタリングではなく、1本目の尾根にさっさと上めに出て走りやすいところを通って、エイミングオフ気味で上からアタック。
9-10
これもおんなじような課題。アタックの位置確定を気を付ける。コントロール位置は1本で書かれた谷、藪の可能性があるのでわかりずらい。ただ、南西側がオープンがあり、斜面はゆるやかな。それを意識し、だいたいのラインを把握しながら方向維持。やや上めにいたが、修正してそろそろ距離をきたなと思って進んだら出てきた。
10-11
脱出方向をしっかり。無駄に登りたくない。登り切ったところでピークとピークの間、鞍部を目指す。確定して、若干トラバース気味に行き、斜面を降りていくことにした。降りながらスピードが落ちたが、よくよく地図をみたら、コントロールは斜面を降りきった、すぐ道のそばにあることに気づき、一気にスピードを上げた。最初の段階で気づいていれば、鞍部から躊躇せずいけたと思うともったいない。地図を読み切れていない。
11-12
こういうショートレッグこそきっちりいかないとミスをしてしまう。藪できたないが、脱出方向をしっかりして正しい谷に入っていくと、手前からフラッグが見えた。見えるんだけどなかなか着かない~。
12-13
尾根に出て道なり。脚が攣ってしまった。まだまだですね。。。
今後意識的に練習していくことは、
プランの練習。圧倒的に足りない。自分がわかりやすいものは?なにが使えるかの判断
コントロール周りの情報をもう少し丁寧に見て多くとること。
位置確定、方向が変わる際は、きちんとコンパスを使い整置し、正しいか確認すること
当たり前のことが出来ないということは、身についていないということ。きちんとできるよう、無意識でやれるようにするためにはやはり練習が必要。そして気持ちよく進むためにはやっぱり不整地をバランスよく走れるようなトレーニングをしていくことも必要。もちろんベースのフィジカルはあっての話。
リザルトは散々だったけれど、これだけ課題を明確にし、やっていけば、もう少し楽しく気持ちよくオリエンテーリングできるのでは?と手ごたえを感じられたのがよかった。
これからがちょっとだけ楽しみ。
ささやかな地元への貢献。
ノルウェー語では”Dugnad”。奉仕活動やボランティアという意味でノルウェーでは日常的に行われているそう、日本だと、たとえば自治会の清掃活動とかゴミ置き場のおそうじ当番制とかそんな感じですかね。ボラだとニュアンス違うかな。私そのものの活動もそれに近いですが誇りもってやってます^^
地元飯能の商店街で若い人たちが中心になって路地グルメ&路地まつりを10/19-20に開催予定(http://rojiguru.jp/)。何か楽ししいことができないかと打診あり、ファミリー向けのミニ街ロゲイニングをやることになりました。さらに地元の自由の森学園高校で飯能歴史研究なるゼミ授業があり、それとコラボすることに。生徒たちがチェックポイントを見つけ、写真とポイント解説を担当することになりました。
今日は出張授業の1つでナビゲーションスポーツの紹介と街ロゲハウツーを伝授。
IOFのオリエンテーリング紹介の動画を見せると、世界のトップ選手の走りに『カッコイイ!!』との声。何もバックグラウンドを知らない子どたちがそう言うのです。嬉しいとともにマイナースポーツだからなーなどとウジウジしている人たちどうなの?、魅力はたくさんあるじゃないか、それをどう表現していくかでしょ、などと思ってしまいました。(今日はちょっと攻撃的)
最終的な地図とポイント表を作るのを引き受けた.のですが、さて一体どうなるのでしょうか。収束するんでしょうか。案外時間的にタイト。
いつもは外に出て仕事してばかり、少しは地元貢献ができるかと思うと嬉しいです。
7/9に発売となったトレイルラン雑誌、『マウンテンスポーツマガジン トレイルラン2018夏号』(山と渓谷社)の特集テーマの1つ「山の走力・山の技」で、山での地図の使い方として4ページにわたって携わりました。久しぶりに走ってる写真もあるのです。
https://www.mtsn.jp/journal/detail.php?id=1227
安全管理のため、またより楽しめるよう基本的なスキルを身につけて山に入りたい。生徒役の初心者マミさんがあっという間に読図のコツをつかんだのが嬉しかったです。
GPSやアプリも使いようで役立つと思います。(いくら入れてても使い方わからなかったら意味がないけど。それはコンパスや地図も一緒)
また先日JOAが立ち上げた”ナヴィゲーションインストラクター”についても取り上げていただきました。
今月はもう1冊雑誌に携わりました。日本地図センターが発行している『地図中心2018年7月号』で2つの記事を担当しています。
http://net.jmc.or.jp/books_map_chizuchushin.html
特集:『地理院地図にアクセス!』
・アウトドア活動のための重要な情報収集ツール
TEAM阿闍梨が連載している『地図を片手に大地を駆ける 38』
・古地図ロゲイニングから見えたもの
地図関係好きにはたまらない雑誌です、デジタル版もあります。
7/1でフリーランスになり4年目に入りました。本当にあっという間の走り続けた3年でした。
みなみなさまに支えられてこうやって好きなことをお仕事にしています、ありがとうございます。
フリーになる決断をするまでは不安が先行し2年かかりました。でもその間の会社員との両立は時間的にも体力的にも厳しかった。今も不安がないわけではないし、ストレスを抱えることもありますが、それでも楽しい日々を送っています。
ちょうどその1日はJOAナヴィゲーションインストラクター養成講座でした。これからナヴィゲーションの重要さや安全、楽しさを伝えていこうとする人達とご一緒できたのは嬉しく思います。
これからも邁進してまいりますので、引き続きよろしくお願い致します。
雑誌掲載のため、トレイルランナー向けの地図読み講習依頼があり、久しぶりに走ったりしながら地元のトレイルに行ってきました。
ちょうど女性向けにビギナー読図講習を考えているところだったので(9/29開催)、かえってこちらが勉強になりました。それにしても彼女はとても呑み込みが早く、終わるころにはすっかりコツをつかんでた!
詳細はマウンテンスポーツマガジン「TRAIL RUN 2018 夏号」にて。7月9日発売とのこと。
途中、送電線の管理道を行く、TEPCOの作業員の方々にすれ違い超興奮。実際に作業をしている人を見るのは初めて。マイナールートには(さびれた)管理道が多くあるけれど、ホントに利用されてるんですね。
写真最初の3枚、りつこさんより。
5/26-27とICI石井スポーツ主催の石井マウンテンマラソンが静岡県東伊豆町で開催、(公社)日本オリエンテーリング協会が競技運営を受け持ち、競技責任者として携わりました。
2回目とはいえ新設のストレートコンバインド、開催時期が9月から5月に移ったり、難易度がやや上がったりと緊張の時間が続きました。が、精鋭メンバーと役割に応える石井スタッフのみなさんとプロフェッショナルな救護チームのおかげで大きなトラブルもなく終えることができてほっとしています。
1日目夜は選手らと同じエリアそばでテント泊。雑音なく、カエルや強風の自然の音だけで過ごせるとはなんて贅沢なんでしょう。夜中トイレに起きると雲一つなく、キレイナお月さまと星空がひろがっていました。この場所は4年前OMM JAPAN初回の試走のときもキャンプしました。今回も同じメンバーで過ごす。なんだかとっても懐かしいともに時間が過ぎるのはあっという間だなーとしみじみ。
地元東伊豆町観光課のみなさんの献身的なサポートもあり、とてもいいイベントになったのではないかと思います。参加者のチャレンジングな姿勢や様々な楽しみ方、笑顔に癒されました。
私なりの2018年上半期佳境です。2月から始まったJR東日本大人の休日倶楽部の講座は2クルー目の明治時代前期の迅速図を使った東京古地図散歩が今日でおしまい。続いて明日は地図読みとコンパス講座が6回のうち5回目で核心にせまる。。週末は東伊豆町で石井マウンテンマラソンの運営!
で、今日は本郷でその古地図散歩の後、1年に一度、日本水準原点の公開があるということで、数年ぶりに見学に行きました!
慣れない永田町駅から憲政記念館の公園(ちょくちょくテレビドラマ”相棒”に出てきます>よく右京さんと相棒さんで最後話しながら歩いていたりするとこ)にi-pad miniで地図を見ながら行く途中、道路の反対側から、(勝手にファンの)田代先生が激写!まったく気づきませんでした。不覚なり~。
到着すると日本水準原点のそばに今年3月から運用となった電子基準点がありました。いやー、これでもうデジタルに高さがわかりますね。。基準点の内部も見学できました。これは筑波の国土地理院で、「国土を測る」意義と役割を考える懇話会委員会開催のときに見せていただいていたのと同じでしたが、やっぱりへーへーへーの嵐。
合流したけーこ隊長とあまりにうっとりしてしまったため、その後のノルウェー語レッスンに少々遅刻。。。やっと動詞のみ単語カードにしてみたらすでに100語を超えている。。ノルウェー語で文章を書くには、そもそも単語を知らなくては話にならない。次は名詞始め、きっちり覚えまとめよう。
明日からは東伊豆町で週末開催の石井マウンテンマラソンの準備が始まります。が、わたしはまた神田で講座担当。それをきっちり終え、伊豆半島に向かいます。
週末はお天気がいいのかな。無事に過ごせますように。これを終えるときっとパラダイスが待っている!と言い聞かせ、もちょっと踏ん張ります。
もはや年に1,2回の参加しかしていないオリエンテーリングレース。超地元開催だったので出てみました。三十数年ぶりに母校の体育館に行き(つまり卒業式以来)、愕然としたのは壁に貼ってあった校歌の詩を見てもさっぱりメロディーが思い出せなかったこと。ちなみにわが家は会場からさらに西に1.2㎞ぐらいのところにあります。旧マップには入ってると思われる。FBに雪が積もってる写真があるのも、タヌキもキツネも猪もクマも猿もいるの、最寄駅から遠いんだよ~と言ってるの納得でしょ?みなさんにこのエリアを知っていただけて走っていただけてウレシイです。もちろん大会を開催してくださった早大OCの学生のおかげ、ありがとうございました。
身体はあちこちぼろぼろ。でも1か月前のジュニアチャンピオン大会での技術的な課題をきっちりクリアし、途中まででいいのでトップスピードで突っ込んで走るのが目標。たった15分(6S-4番あたり)でくたばっちゃったけれど、その感触は現役選手をやっていたころの手ごたえがあって楽しかった。前半レッグのラップタイムもそんな感じで現れてる。
リザルト 6S 32位 トップタイムから154% (120%ぐらいまでもっていけたらハッピーだね)
https://mulka2.com/lapcenter/lapcombat2/split-list.jsp?event=4412&file=1&class=2&content=analysis
その後はフィジカル面の低下や不整地を進むことに慣れていないことから集中力が落ちて後半に基本的な手続きを省いてしまいコンプリートロスト。アタックポイントの確定があいまいなまま、さらに方向確認のための整置をきちんとしないまま下ってしまい、沢の中で呆然と立ちつくした。5分のミスってミドルでは致命的。いつでも基本技術を集中して徹底的にやること、フィジカルとテクニカルのバランスは大事。おろそかにしたとたんミスにつながる。
結局のところトレーニングに時間を割いてきっちりレースをするかどうかのコミットなんだよなという当たり前の結論に行きつく。でも本当に序盤は苦しかったけど楽しくて、6月までちょっとだけがんばろうかなと今は思っています。今は。まずは体のメンテとリハビリと、それからトレーニング。
先週から木曜朝トレイルを再開しました。5,6年前、オリエンテーリングの全日本チャンピオンのタイトルを獲るためにもう一度国内復帰しようとトレーニングの一つとして始めたのがはじまり。当時は出勤前に週一度木曜に朝600から2時間ほど地元のトレイル、天覧山ー多峯主山―宮沢湖をぐるぐる走っていました。怠け者のわたしは1人だとすぐにさぼってしまうので、誰かと一緒だとがんばるはずだと考え、周囲にいないかなと声をかけたところ、それにずっと付き合ってくださってたのがなみきおやびんでした。
その後、勤務時間の変更や独立してからは木曜がちょうど大人の休日倶楽部の講座にあたったりで2年ぐらいお休み。時間が自由に使えようになると朝じゃなくてもいいし。それが、ちょっとしたことがきっかけでまた復活です。
1人でももちろん楽しい。でもトレーニングとは別におしゃべりしながら体を動かしているとあっという間に2時間経ち、いろいろ考えられて楽しい。
今は8:00スタート、終われば10:00前、なかなかのスローライフな時間。よく6:00とか5:00とか早い時間やってたなあといまさらながら思います。(今も夏は早いけど)
とはいえ今朝はスタート時気温1度。これからますます寒くなるけれど、朝からこんな素晴らしい景色を見られるのなら、楽しく体を動かせそうです。
しばらくはずっとノルディックポールを使ってウォーキング。おやびんはNordicウォーキングの先生なので、今朝は肩甲骨の動かしかたのコツを教わりました。なるほど!これでまた上手に体を使えそう^^
国内でエンデューロ系のレースが開かれた先週末ですが、いよいよラトビアでのロゲイニング世界選手権まで1か月となりました。
ウェブサイト : http://wrc2017.rogaining.lv/en/
こちらも競技時間は24時間。国立公園内の田舎の競技エリアはざっと見フラットだけれど、主催者からは池の数はいったいいくつある?当たった人にはプレゼント!というくらいなフィールドのよう。グーグルアースでまだチェックしてないが(いかん)、平らチック、藪チック、夜のナビゲーションは楽しそう!とか、とか。去年のスピニフェックスのトゲトゲはなさそうだが、毎回毎回トラップあるのよね。情報によるとビーバーがダムを作ってるところあるよー、ですって。想像つく植生。
日本のロゲイニング選手権は街でちょっと、ナビ簡単とか思ってるあなた、あなた。参加費は同じくらい、安い航空会社で航空券手配すれば、お高いギアをいくつか買ったり、今最高に美味しいだろうビール三昧の飲み会を何回か我慢すればそれに充てられますよ。そして土日を含めて2日有給休暇取れば強行遠征OK。来年以降チャレンジングなこのレースに出られます。しかもその参加資格は、日本でその24時間ロゲイニングを開催したおかげで、ハードルが下がるのです。あとはパートナー探しね。
あ、でもチャレンジングなナビゲーションになるので日本のようには簡単にはいかないのは承知しておきましょう。やっぱり国内で練習しないとね。
ということで、リーダー村越との参加も5回目。そろそろ入賞したいところ。
次回は、ロゲイニング日本選手権チャンピオンのやぎくん含め今までの戦歴と分析、他日本チームの成績などを載せます。
我々は、他日本チームは世界ではどれくらいのレベルなのか。
なんとなく知っているようで知らない。国内で強いから世界でも強いの?そんなところをちゃんと数字から見てみます。
今週末6/18(日)は栃木県矢板市でオリエンテーリングの全日本大会が行われます。もう5年も前になりますが、このロングディスタンスの選手権で全日本チャンピオンになりました。40過ぎて小学生の頃の夢を達成するとは。。
それはさておき、そんな日本一を決める大会の前日に、これからのオリエンテーリング界はどうしていくのか?(かなりざっくり)といった数人のパネリストを招いたフォーラムが開催されます。
http://www.orienteering.or.jp/archives/2017/0612_-o-forum3.php
わたしもその1人としてお話しすることになりました。『オトナから始めるオリエンテーリング』と題して、今のClub阿闍梨とTEAM阿闍梨の活動について話します。今や100人もの登録があるエネルギッシュないい意味での中高年のみなさんとおこなっている活動についてあれこれをお話を。
お時間あるかたは足をお運びください。
(残念ながら翌日レース出場できずトンボ帰り。。)
今日もJR東日本大人の休日倶楽部。地図とコンパス講座は早くも4回目。前回外で実践したせいか、みなさん打ち解けてきました。あと2回でおしまいだと思うとちょっと寂しい。毎回毎回こうしたらいいああしたらいいと次に生かそうと思うことも多く、こちらも勉強になります。
講座を受け持つようになって3年目(あれ4年目?)。どうやら1年の流れができてきています。前半は講座関係、ガッツ夏休み(海外遠征)、後半はOMMを始めとしたなかなか大きいイベントとTRIMTEX関係、で冬眠。
来年はやっと勉強と試験を受けるつもりなので、この状態にこじ入れようとすると一体どうしたものかなとすでに悩ましい。少しずつ変えていこう。
写真)神田須田町にある由緒ある柳森神社。江戸三森(ほか烏丸神社、椙森神社)の1つですよん。神田から秋葉原まで歩く途中寄りました。賑わうところなのにここはひっそりしています。ほっこり。
山のフィールドでのチャレンジ!ナビゲーション2017(TEAM阿闍梨)が今年も始まりました。より実践ができるよう、ナビゲーションスキルを身に付けられるよう、わたしたちは工夫を凝らしていますが、そのフィールドは誰でもいつでも入ることができるわけではない、ということをナビゲーションスポーツに興味を持っている人たちにも、すでに愛好者にも知ってほしい。伝え啓発、教育していくことも私たちのやるべきことだと最近はつくづく思います。
実は野山でトレイルを外れるオリエンテーリングやロゲイニングはトレイルランよりよりセンシティブ。オリエンテーリングはもちろん、周知されてきているマウンテンマラソン、OMMやISHII MM他、朝霧のロゲイニングなど地主や管理者にきちんと許可を取りフィールドを使わせていただいています。
これからこういったナビゲーションスポーツが広まるにつれ、草レースや仲間内のイベントも多くなっていくかもしれない。勝手気ままに楽しいからそこらへんの山でやっちゃおう、なんてしているとこのスポーツの未来はあまり明るくないですね。
暗黙の、当たり前に理解し行っていた手続きを、きちんとアウトプットして周知していかなくてはならない時期がきているように思います。
JR東日本大人の休日倶楽部の地図読み講座で光が丘公園へ訪れました。6回あるうち今回は3回目で初めて外で実践です。
屋内よりも外に出るとみなさんさらに生き生きしている。
年配者から学ぶことはとても多く毎回身にしみます。自分
O-mapもあるこの公園はとても広く、緑豊かで気持
5/27(土)静岡県伊東市の伊豆高原で伊豆高原ロゲイニングが開催されます。
https://www.izukougen-rogaining.com/
地元の強力なバックアップのもと、準備をしています。わたしはコースディレクターとして携わっています。ロゲイニング初めての方からファミリー、強豪チームまですべての方々が楽しめるよう準備を進めています。
開催が近くなってきました。今回のロゲイニングの見どころを紹介します。
・海も街もトレイルも
近年のロゲイニングといえば街開催を中心としたロゲイニングが多いです。これ、10年以上前から我らTEAM阿闍梨で開催していた奥武蔵レクロゲイニングから発展して今盛り上がっている、、とのはちょっと感慨深いです(他の問題もあるけど)。
伊豆高原も同じく写真撮影のロゲイニング。リゾート地らしい街はもちろん広大な太平洋とジオパークらしさを感じながらトレイルを満喫、地形萌えしちゃう大室山にうっとり。
・あのお店が、あの美術館が!
地元伊東市・観光協会と強力タッグを組んでいる今回のロゲイニング。コースディレクターとしては地図とのバランスからとりあえずダメもとでここチェックポイントしちゃおうと、雑貨ショップやスイーツや美術館、体験施設など、伊豆高原らしいリゾート施設やお店の数々を地図に〇しました。伊豆高原にはこういった施設が100以上もあるそう。
チェックポイント交渉は地元のおじちゃまたちが走り回り、田島め、こんなにたくさんとぶつくさ言っていたかどうかはわかりませんが、全て100%OKになってしまいました、びっくり!それくらいみなさんを歓迎しているということですね。ガイドブックに載っていない地元民オススメのお店から施設、タジマセレクトのお店まで盛りだくさん。かと思えば生活や文化、歴史を感じられるポイントも設定。地図がガイドブック代わりになるので、翌日のんびり散策しながらめぐるのが面白いかも。
・ソロからファミリーから強豪チームまで
競技時間は4時間。ロゲイニングの基本はチームですが、安全の範囲以内ということでソロも4時間にしています。ビギナーやファミリーにも優しく近くにポイントも多くし高得点も設定。伊豆半島ジオパークロゲイニングで混合優勝した強豪瀧川夫妻ペアも参加するとのこと。それぞれの形で楽しめるのがロゲイニングのいいところです。
長くなりました。
締切は5/15。みなさんにお会いするのをとても楽しみにしています!
写真)伊豆高原のイメージではない写真。。でも海の町らしいでしょ。
お知らせしたいことたくさんあるのですがままならず。多くの方々にナビゲーションを楽しんでもらえるよう、チャレンジする機会をと準備を進めています。幾つか携わるイベントをご紹介します。
・5/13(土)ハッピー登山(Adventure Divas)
http://bit.ly/2pB5Zxq
奥武蔵の高山不動・関八州へ!地図と仲良くなるきっかけになりますように。さわやかに山登り♪
・5/27(土)伊豆高原ロゲイニング
https://www.izukougen-rogaining.com/
去年のジオパークロゲとはまた違った伊豆高原の魅力たくさん。もちろんジオも満載。安全管理OKということでソロ4時間の部もあり、これはなかなかのチャレンジング。街ロゲのようでそれだけじゃない。ダメだと思っていたお店がチェックポイントOKになったりもして面白いです。
・6/4(日)東京大学オリエンテーリングクラブ大会
http://comp.olk.jp/39/nc.html
ナビゲーションチャレンジクラス設定。この間予定コース拝見しましたが、そもそもこのエリア自体が関東とはまた違う山々、静岡県裾野市でチャレンジング、ぜひ!リーダー村越や福西くんが招待選手で走ちゃいます。優勝設定タイムが90分。つまり彼らがそれくらいで走るということは、他の皆さんは倍とは言わないがもっと時間がかかるのでは。。。エントリ―受付中
・7/15-16OMM Lite
http://theomm.jp/?page_id=4023
すでにエントリー始まっています。白馬岩岳方面でのゆるいながらも2日間のスコア(ロゲイニング)。もう締切になってしまうのでは。
・9/9-10(予定)マウンテンオリエンテーリグ2days
本格的な森のロゲイニングで人気の朝霧高原エリアで2日間のテント泊を伴ったオリエンテーリングです。OMMストレート始め、とってもよい練習になるでしょう。詳細は追ってお知らせします。
・9/23-24 ISHII MOUNTAIN MARATHON
http://www.ici-sports.com/imm/
すでにウェブサイトがオープンしていますが、東伊豆町でスコア( ロゲイニング)形式の2日間のテント泊を伴ったイベントです。注目はエントリークラス^^。
今日のトピックス
・湯島天神には何度も行っているが青銅の鳥居向かって左側下に几号水準点があるのを初めて知った。道路カーブで車にひかれそうになりながらみなで見学。
・その境内には迷い石もあった。それ知らなかった。
・三四郎池でまったり。
・青々とした新緑は生命力強く、気持ちも前向きになる。
長くなりました。
3/5(日)は公益社団法人日本オリエンテーリング協会主催のオリエンテーリングが日本導入がされてから50周年記念シンポジウムがアルカディア市ヶ谷であった。普及について話してほしいとのことだったので、ここ数年のTEAM阿闍梨の活動、Club阿闍梨の立ち上げについてパネリストとして話した。6人のパネリストがおり持ち時間はたった8分。ざざざーっと概要のみを話し時間切れで尻つぼみで終了。そもそもこの時間では無理な話で全員が時間オーバー。具体的もっと話してほしいと、6/17(土)、全日本オリエンテーリング大会前日に開催されるOフォーラムで再び話すことになった。
わたしたちの活動は、オリエンテーリングの普及といえばはたから見れば確かにそうなのかもしれない。この4年でオリエンテーリング大会にも定期的に参加するようになったし、Club阿闍梨会内杯の1戦目と指定した2月の早大OCオリエンテーリング大会には40人もが参加した。そのナビゲーションを楽しむオトナの部活動的なClub阿闍梨は、登録数では約90人もいる。これも1つの実績だと思う。
だが、普及のために取り組んでいるというよりも、ナビゲーション全般に興味があるひとが気軽に楽しめる、チャレンジする機会を提供して一緒に楽しみたいという気持ちのほうが大きいかもしれない。その中でさらにオリエンテーリングに興味をもってやってもらえたらうれしい。そんなアプローチがあってもいいと思う。
意識しているのは、楽しむ、チャレンジするため機会の提供(サービス)と対価。なので事前にプログラムをかなり練ってから要綱を出す。イベントも人もお金も回すようにする。これはオリエンテーリング界にはないけれど、他を見渡せば当たり前で、それを実践してるだけ。でも何より一番はチームメンバーがやりたいこと、楽しいことをやるようにしている。自分たちが楽しいと思うことはきっと参加する人も楽しいと思っているからだ。
TEAM阿闍梨の活動も10年を過ぎ、やっとオリエンテーリングの世界からも活動に興味を持つ人たちが出ているようだ。当時はオリエンテーリング原理主義者(勝手に命名)ばかりで、わたしたちは異端児のように見られていた(今もかな)。でも全く気にせずコツコツやってきたのがよかったのかな。ブランディングも常に意識してやっているせいか、アウトドアナビゲーションの世界では多くの信頼を得ている。次は、少しでもわたしたちの活動に興味を持つ若い世代と一緒にやっていくことだろう。
ざっくり作った資料を上げておきます。興味がある人はどうぞ。オリエンテーリング界の今まで、理想、できているつもり?の図とTEAM阿闍梨の取り組みの図。それを箇条書きにした文章のたった4枚。アニメーションが入っていたので、少し加工修正しています。なお再加工、再配布は不可。希望あればご相談ください。
シンポジウムの特別講演で今はプロダクションにも所属しているプロアドベンチャーレーサーの田中陽希くんと久しぶりにお話しした。その後のパーティーでは日本山岳協会会長や日本レクレーション会長の挨拶、子どものころから存じ上げている懐かしい顔ぶれもあった。
あれこれ言われているけれど、50年かけてここまで作り上げて組織運営を続けてきているのは素晴らしいこと。自分もできることをやっていこう。
久しぶりにAdventure Divasのイベントに携わります。
5/13(sat)ハッピー登山 山歩きに地図は強い味方 奥武蔵/関八州(埼玉県)
ガチ地図読みではないですが、登山を楽しみながら地図読みのポイント、楽しさをお伝えできたらと考えています。
先見の目があるAdventure Divas代表のポーリン、Divasで地図読み講習をやりたいと打診され引き受けたのは2007年ごろかな。オリエンテーリングは代表選手から退いていたけれどまだ普通に会社員をしていたころ。その後数年ぐるぐるナビ地図読み講習を担当し、こいちゃんに引き継ぎました。それ以来だと思うので、3年か4年ぶり?とても楽しみです。
鬼も笑いそうだけど、2回目は大月方面(扇山・百蔵山)で10/15(日)。
多くの人たちが地図読みに慣れ親しんで、アウトドアスキルの1つとなりますように。
年始から続いていたイベントも一段落。Club阿闍梨の合宿はいつものように静岡にお世話になりつつ今回はJOAマスターズ合宿も一緒だったので、準備と進行にかなり気を遣った。
ナビゲーションインストラクター研修では新しい課題と宿題と。かわぐちロゲイニングでは街の人々のやさしさと萌えスポットも新たに発見。
そして昨日のJC大会では未来のチャンピオンへのシューズ提供と販売。仲間たちのお手伝いのおかげでスムーズにできました。ありがとうございました。
やっと落ち着いてデスクワークへ。かわぐちロゲイニングのポイントにしたオーガニックコーヒー栽培、自家焙煎のお店の1杯分コーヒーがお手軽で美味しいんですよ。Runarx Running Companyへ行ったらぜひ寄ってみてくださいな。コーヒー好きにはたまらない空間かも。金土はセールですって。
タカノ珈琲
といいながら今週も今年中盤以降の打ち合わせが続くのであります。
それにしても、Club阿闍梨のみなさんの技術の伸び具合、ロゲイニングイベントでちびっこから大人までナビゲーションを楽しんだり、真剣な姿に喜びを得た1月でした。今年も1年がんばれそう。
もう少し山の生活をしていればよかった、と後悔しながら40分ほど空港バスに乗って終点のRadisson Blueへ。
いやそこを拠点にするのではなく、アパートメントのカギをもらえる事務所が向かいにあるので重い荷物を持つ身には便利なのだ(180クローネ)。事務所から200m離れた細い通りに古い建物を再利用したアパートメントが連なっている。メインドアを開けるのにややてこずりながら無事3Fの我が部屋へ。
歩いて2,3分もすると現ノルウェー国王らが住む王宮がある。国立美術館もナショナルシアターも5分も歩けば行けるのだから、とてもよい立地なのかもしれない。
オスロの街に行くのはいつぶりだろう。たった1日移動のために宿泊したのは確か97年。南ノルウェーのGrimstadでのオリエンテーリング世界選手権前だ。99年もちょこっと日帰り観光し友人と食事をした覚えがある。その前は18歳の時に第1回目のジュニア世界選手権がスウェーデンであった後、1人旅をでオスロ観光をした。それ以来だと思う。ノルウェーに来ても空港からすぐに車を借りて山に行っていた。
うっすら記憶があるようなないような。
ともかくこれから7日間、休みのような仕事のようなひょっとしたら日本と変わらない生活が始まる。
リノベーションした部屋はモダンで必要なものはそろっていて、wifiもフリーで強力。それでいて静かで快適。中庭に面しているのがいい。
荷物を片付け落ち着いたところで、まずは小難しい洗濯機をクリアして、食料の買い出し!肉!とスーパーへ急いだ。いやー、人と車とトラムと建物。まだ慣れない。
オスロも青空は見えずよくて曇り。小雨も少々。気温は5度前後とNordseterよりはやや暖かい。また明るくなる時間も南下しているせいか少しだけ早いように思う。
Nordseterでの生活もあっという間に過ぎ、朝8:10のバスに乗ってLillehammerまで降りなければならない。アパートメントの掃除をし、カギをメインハウスに返却しようとするも、まだオープンしていないので、ボックスの中へ。
そもそもキーを受け取るときも日曜でスタッフはおらず、セルフチェックインと呼ばれる下記の写真のやり方だった。入口のドア横のボックスに名前がかかれた封筒が置かれており、その中に鍵が入っているというもの。なんともこのおおらかさがノルウェーらしい。これ、お金払ってないままでいいのかな、、などと心配してしまう。名前がなかったらどうしようと一瞬ドキドキしたがやっぱりあった。他にも宿泊客がいたのがちょっとびっくりだった。
さてこちらに来て8時にやっと夜が明け、日が落ちるのは19時ごろというのがわかってきた。さすが高緯度と思ったがそれだけではなかったことに気付いた。そう、サマータイム!10月末の日曜に日本との時差7時間から8時間に変わる。その直前なのだ。
なるほど、もしこの8時の暗さが7時だとするなら、ちょうど日本の12月と同じぐらいの夜明けではないか、、と納得。この時期は限界なんじゃないかと思うがもっと早く切り替えないのかな。
ちなみにイギリスも同じく10月末の日曜に切り替え。おりしもTHE OMMのレース中だ。みんな当たり前なのかまるで騒いでないが、日本人にはなじみのない習慣なので気を付けなければいけない。
降りるバスは始発で他にいないだろうと思ったら初老の男性がいた。バックパックととサロモンのシューズからしてこれは山歩きに違いない。発車すると途中から次々ちびっこが乗車してきた。そう、1日2,3本しかないバス、平日はスクールバスに大変身しているのだった。山奥からリレハンメルの街までに通い、バス停までとーちゃんやかーちゃんが車で送りに来ている。久しぶりにわいわい人間の生の声を聴いた気がする。
この日もお天気はあまり良くなかったが、雲の中ではなかったのでそこそこ遠くまで見えてちょっとラッキー。
30分も揺られるとリレハンメル駅へ。帰りもコンフォート車両。2時間もするとガルドモーエンのオスロ空港に到着。
車窓からの景色を眺めながらあれこれ作業に没頭した。
ちなみにバスは片道50クローネ。
山籠もり生活は楽しいのだが、山歩きができないのはつらい。少し体調も戻っていたので、トレーニングを兼ねて走っていくことにした。
ザックは背負わず上下カッパ、携帯電話と500mlの水と補給食は1枚のチンパンジーをカッパのポケットに。それと地図とコンパス、お金。2時間もあれば帰ってこれるだろう。
11時半ごろ出発。雨はやみかけているが相変わらず周囲は白くガスッている。
最初はコテージのある林道を進みいよいよ湿地の中の登山道へ。DNTの標識はとても丁寧で、夏用、冬用のトレイルがわかるようになっている。
草紅葉が終わりが近づいている湿地は尾瀬を思わせる。そんな光景があちこちで見られる。標高900mで森林限界となるのは緯度が高いせいだろう。日本では2500m以上にならないとなかなか難しい。
徐々に水たまりは氷が張り、トレイルの横には雪がでてきた。こうやって根雪になるんだろうな。驚くべきことにそんなに時間が経っていない足跡が続いていた。こんな平日の雨の中歩くとはさすがノルウェー人(かどうかはわからないけど)、と感心する。
寒いのであまり時間をかけたくなかったが、自撮りなどし(仕方なくいえ仕事です)、徐々に高度を上げると森林限界を越えのっぺりとした登りへ。トレイルも、目印のTの字も雪で埋まて見えない。岩がごろごろの上を高いところを目指せばピークと整置を常にかかさず方向維持をしながら進んだ。これ、フツーにホワイトアウトなんじゃないかなと思うが登りはまだいいよね。
風をまともに受けながらうっすら先に見える標識、その先には小屋が見える、あああそこらへんが頂上だ。一番高いと思われる場所には360度山々が見える案内盤が設置されていた。小屋の軒下には温度計があり0度を示している。体感的にはマイナス5度ぐらいかな。
晴れていればここから10年前に行ったヨーテンハイメン、ロンダーネの山々を見渡すことができる。残念ながら今回は真っ白。それでもこの時期にノルウェーの山を経験することができてよかった。
ピークにいたのは10分もない。鼻水をたらしながらささっと動画を撮り、無理をせず来た道を引き返そうと慎重に我ながらずいぶんと気を使いながら方向維持をしながらくだった。
ほどなくして明らかに気温があがるのを感じ風がなくなりトレイルがうっすら見えてきた。ああ、これで帰れる、おおげさかもしれないがほっとした瞬間。
こういう日に行くことはあまりお勧めしない。わたし自身も常に自分にとって危険ではないか、リスクに対処できている状態か、所要時間を把握し問いかけながら進んでいた。
ちょっと止まりながらだったので往復+最後帰りは遠回りルートにして2.5時間弱。すっかり凍ってしまった後のシャワーが至福の時だった。楽しかったけれど、まあでも晴れて夏のほうがいいだろうね。また来ようっと。
リレハンメルから1日2本しか走っていないバスにゆられること30分、Nordseterの集落に到着しました。完全にオフシーズン、人の気配が全くしません。スキーシーズンは11月終わりから始まるとのこと、それまではとっても静かなようです。
そもそもリレハンメルにきたのはTRIMTEXの担当Jonasが、3-4日トレッキングするなら、僕ならリレハンメルに行くな、ガルドモーエン空港からもアクセスいいしさ、とお勧めしてくれたから。空港から列車で2時間、Nordseterからちょっと登った標高1000mの山々はすでに森林限界です。オスロ郊外はただの森だよ、面白くないというJonasはさすがノルウェー人ねえ、素直に聞くことにしました。またこれは本当に偶然なのですが、リレハンメルのトレッキングついて調べていたら師匠の村越さんの記事に行きあたりました。もうあれこれ20年前、リレハンメルからNordeser、そのまま西に抜けているのです。これで安心感倍増、ここにすることに決めました。
実はオスロ到着早々、熱が出て風邪の症状に。わたしの本番はUKのTHE OMM、ここで体調を崩すわけには行かないと、強行スケジュールにできる限りしないよう、この3日を過ごしています。
本当は今日、近くのNevelfjellet(標高1089m)まで往復10㎞、uP250mなので行こうとしてましたが、この写真のように朝の9時でガスの中に入り、真っ白。着雪もあり。そう外気温は0度です。ここからの眺めは360度、Rondaneやヨーテンハイメンも望める絶好のピークだそうで、でも無理していっても真っ白じゃあねえと、とあっさりやめることにしました。
えでもさすがに体がムズムズしているので、周囲の森を30分ほど散策&ランしてみました。まだ体が順応していいない中で気温0度はさすがに堪えます。ささっとと使えそうな写真を撮りながら戻ってきました。さすがノルウェーだなと思ったのはアパートメントの裏の小さな小屋がクロスカントリースキーのワクシング用だったこと。興奮してしまいました。
さて、明日もお天気は雨。。せっかくの山籠もりも仕事に集中して終わりそうです。いやこれが理想だったという話も。
ここにはまた来よう。今度はやっぱり夏がいいかなあ。
お手軽に山を楽しめるいいエリアですよ。みなさんもノルウェーに来たらぜひどうぞ。
リレハンメルは1994年に冬季オリンピック開催地として有名となった。何となくでも名前を聞いたことある人は少なくないだろう。Lillehammerは小さなHammerという意味で、すぐ東にはHammerという大きな都市があることからしてそれほど大きな街ではない。ではなぜここでオリンピックが開催されたのか、、それはノルウェー建国の歴史によるものが大きいのだろう。
1206年の冬、王位継承権をめぐる争いから救出するため、選ばれた勇猛な2人の戦士がリレハンメルから幼いホーコン王子を抱えスキーで雪山を越え、無事にトロンハイムに王子を届けたという逸話がある。Birkebeinenは、Birke=白樺、Beiner=脚を意味し、戦士が白樺の皮を脚に巻いていたことに由来するそうだ。またノルウェーではすでに80年近くにわたってこの名前の冠のクロスカントリースキーレースがあり、王子の体重と推測される3.5㎏の重さを背負うルールだそうだ。54㎞の長距離、フィニッシュはもちろんリレハンメル。他にも自転車やマラソンレースがあるとのこと。(ノルウェー大使館より)
ノルウェーのアウトドアブランド、Norronaのロゴマークもこの戦士たちからちなんでいるんだろうね。こんなことを知っているとさらにノルウェーへの愛着がわくかもしれない。
そんなリレハンメルに向かう途中、列車内から見る景色は秋から冬へと変わっていった。大きな湖を挟んだ向こう側の山々はすでに着雪している。天気もよくない。この時期ノルウェーの典型的な天気だ。
実は、飛行機内での寒さと現地の気温に体がついていかず、年に1度引くかどうかの風邪をひいてしまった。この日は中心地のホテルに1泊するので周辺をささっと観光する予定だったが、それもできず寝込んでいた。なんとかスーパーマーケットとスポーツショップに買い出しに行ったくらい。一応の観光地とはいえ、人は多くなくやはりオフシーズンなのだろうなと思う。
ここまでの移動はNSB(ノルウェー国鉄)の列車を利用した。乗るのはとても久しぶりで20年ぶりだろうか。いつもノルウェーに入るとレンタカーを借りていたので。今の世の中はとっても便利で、事前にネットで少々安いチケットを手配することができる。予約番号を現地の発券機、またはカウンターで伝えると発券してもらえる。
それから、長距離列車の場合はコンフォート車両(ビジネスクラスモード)があり、どの区間でも90クローネを払えば乗車可能だ。ゆったりとしたシートの予約、コンセント、フリーwifi、コーヒー系ドリンク1杯フリー、炭酸水、ミネラルウォーターはフリーと至りつくせり。
せっかくなのでコンフォート車両を予約したが、土曜の午後なぞそもそも乗る人が少なく、5両の車両で50人いただろうか。経営大丈夫かしら、といらぬ心配をしてしまった。
2時間もするとリレハンメルに到着。駅に併設されているインフォメーションセンターでNordseter周辺のトレッキングマップも手に入れてこれで準備万端。
NSB web(English) https://www.nsb.no/en/frontpage
大人の休日倶楽部の地図読みとコンパス講座が終わった後そのまま大きな荷物を持って羽田へ。
6年ぶりにノルウェーにやってきた。前回はトロンハイムへオリエンテーリング世界選手権の観戦と併設大会参加のために。今回は遅い夏休みを兼ねて。個人事業主になるとダラダラと休みなしに働けてしまうからいけない。なんだかんだいって今年もよくわからないまま忙しぶっている(生産性が落ちているのもあるし要領が悪いのもあるし怠けなのもある)。UKのTHE
OMM前に思い切ってノルウェーでのんびりすること、ここ数年考えていたTRIMTEX社に寄って担当と会ってくることに決めた。
その前に、オフシーズンだけれど山歩きしたいなと、空港からアクセスの良く気軽に行けるLillehammer周辺へ4日間の滞在をすることにした。Lillehammerといえば冬季オリンピックで有名な都市となったが、いやいやなぜそこでオリンピックが開催されたのか、ノルウェーといえばここしかないといった感じかもしれない。そんなお話はまた後で。
ガルドモーエンに降り立つのはいつ以来だろう?2004年以来かもしれない。随分時間が経ってしまったなあ。
21時過ぎ、吐く息が白い。もう冬がそこまで来ている。
でも久しぶりのノルウェーにとってもワクワクしている。
あっという間に8月。facebookやinstagramにはちょこちょこ日常のことや写真を載せているのですが、ここにもたくさん書きたいことがたまっている!
6月の北海道でのオリエンテーリング研修、東大大会、7月の函館地図読み講座、OMM LITE, オーストラリア遠征。。折を見て更新していきますので、もう少々のんびりいただけたら嬉しいです。
さて、7月のオーストラリア遠征の直前、合間を縫って2つの雑誌の取材に携わりました。いずれも地図読み、地図に関するテーマです。
つい先日発売になりました。
http://www.bepal.net/magazine
P70-71、三角点ハンティング。
ある意味三角点の聖地と勝手に呼んでいる、しかし一等三角点がある念願の多摩エリアに行ってきました。いやー1日で8個の三角点訪問。
ただのハンティングではなく、地図読みの延長で楽しみがあるよ、といった感じにしていただきました。
Club阿闍梨のけーこ隊長と真夏の太陽が出る中ギラギラと訪問。
とっても楽しかったです!
なんといっても『蓮光寺村』に行けたこと。この名前がいいでしょ。ぜひ訪れてみてください。歴史にも触れられるエリアなんです。
これで東京の一等三角点訪問は6個。実質あと2個で制覇!
http://www.yamakei.co.jp/products/2816900977.html
読図の大特集。TEAM阿闍梨の面々と記事を担当しました。
こちらは青梅周辺にてビギナーの女性と同行し、地図読みのノウハウを学び実践しながらの山歩き。めきめきと上達していく様子が嬉しくなりました。
久しぶりにライターの谷山さんと同行でき、読図についてまた違う気付きができてよかったです。
どうしても地図読み、読図というとなんだか難しい!方向音痴だからちょっと??というイメージがあるかもしれません。それを払しょくし気軽に取り組む、興味を持ってもらうことをしていくのが、わたしが進む道なのだなあと、改めて考えています。
東大オリエンテーリングクラブのオリエンテーリング大会が群馬の東吾妻町にて開催。昨年に続いてOMM JAPANの練習になるようなクラスを設定していただき、コース他を監修しました。
いくつか課題はありご迷惑をおかけしたこともありましたが、それでもみなさんケガなく帰ってきて終わってよかった。
森の中でナビゲーションスキルを上げて行く機会があるのは貴重です、街ロゲじゃなくてね。レース形式は気が引き締まり集中してできるとてもいい機会なんです。
800人もの参加者を回していた運営のみなさん、ありがとうございました。
こういう試行錯誤しながらのイベント、バックグラウンドを知っている方々に励まされる反面、何も知らない(勝手に呼んでる原理主義な)人びとがあれこれコースに口出ししてくる、ということもありました(悪気はきっとないのだろうけど)。残念。ふう、まだまだ力不足なんだろうなあ、理解されるようにもうひと、いやふた働きしていくぞー。
写真:レース後、招待選手のむらこしさん、ふっきーによる
振り返り。ナビクラス専用のVIPルームが心地よい。わたしは計測部隊と未帰還者チェックへ
参加者が森に出向いて会場にいなくなった時間帯、運営の偉い人たちが、チューブバンダナにあるコントロール位置説明記号の当てっこを始める。なんでそこまで知っているのだ、さすが東大生よ。1枚あるだけで盛り上がると思うけどな。各大学1枚、買いなされ。
O-Ajariの出店をしました。TRIMTEX,inov-8シューズともたくさんご購入いただきました。
ICI石井スポーツ登山学校で地図読みのテクニックを担当することになりました。今年もOMM JAPAN2016の競技方面を担当しているご縁からノマディクスのちよださんと。
6/4(土) 14:00~16:00
http://www.ici-sports.com/climbing_school/school/kanto_area/post_1543.html
6/21(火) 18:30~20:30
http://www.ici-sports.com/climbing_school/school/kanto_area/post_1544.html
OMM JAPANに出場したい人はもちろん、軽登山を考え地図読みのスキルを上げたいひとのための講座です。
TEAM&Club阿闍梨W、Club阿闍梨女王のまつげんちゃんと臨んだ富士山麓ロゲイニング12時間は天子山塊のはじっこ、竜ヶ岳周辺だけを攻め、他は難易度高いナビゲーション区間をほぼミスすることなくまわり、女子クラス3位入賞。天子山塊をトレイルランモードのパワーで押し切る上位2チームとは全く違う周り方なのが面白い。それは私たちのチームの良いところをよく引き出した周り方をしたのでよかったのだと思う。だとすれば実はチャンスがあったのだから、もう少し工夫し考えるべきだったと反省点もいくつかある。
大会ウェブサイト: http://www.m-nop.com/rogaining/fujisanroku/2016/
期せずして富士山麓の難しいナビゲーションセクションの森を日が暮れた18時から突入。完ぺきとは言えずとも情報が制限された中で滞りなくこなした。不安を無理くり打ち消したのは今までのロゲイニング世界選手権(競技時間24時間)でのナイトセクションの経験があったからこそだ。ここまでできた裏付けとして、基本技術の例えば暗闇の中直進1㎞進みフラッグをみつけることができる絶対的な技術があるからこそだろう。
未知な世界12時間を体験したまつげんちゃんと後半周り方にうなりながらも無事制限時間内に帰還。よくやりました。
この2年、積極的に組んだClub阿闍梨の女性陣とのチームはさらに強くなる可能性を感じてきた。このチームももっと強くなるんじゃないかな。安心して先頭のナビゲーションを任せ、後ろで今後の展開を考える時間が取れたのは大きい。
写真はお久しぶりです!アヤさんより。素敵な1枚をシェア。ありがとうございます。10番のアプローチでピークを観察していると思われる。
前もって打合せしたわけではないのに、上下ウェア、チューブバンダナ、そしてあきるの直進研究会の手ぬぐいまで一緒でした♪
なんだかレース中でものすごく険しい顔ですが、MilletのDrynamic Meshのサイトに掲載されました。後。
http://www.millet.jp/drynamic/voice.php
今年のJOAロゲイニングナビゲーションゲームズはMIlletが初めて協賛することになりました。いくつかの大会でモニター募集し提供。年間総合チャンピオンにも。またやぎくん、阿闍梨のサポート選手おさきくんにも提供予定です。
そのモニター募集は富士山麓ロゲを始めとしたいくつかを予定しており近日中、サイトに案内が掲載される予定なのです。
そう、わたくし窓口となり動いておりまする。興味ある方はチェックしてくださいませ。
新しい年の始まり。
昨日の午後。地元のこんな里山で遊べるのが走れるのが歩けるのがとても幸せに思う。
歩きながら走りながらあれこれ今年の計画を(いえ明日のタスクの順位を)考える。今の緊急課題は半年後にロゲイニングの世界選手権があること。きっちり成果を出しておしまいにする。海外は来年からはオリエンテーリング遠征に切り替えたい。目指せマスターズ。
ということで3年ぶりになるだろう、トレーニング計画を立てさっそく動き始めました。(体動かないってつらいなあ)
みなさま、お山に地図・地形萌え、楽しそうな企画?にどうぞお付き合いください。あ、ビールもね。時に苦しくつらくでもその先には喜びが待っている!
本年もよろしくお願いいたします。
今年最後のJR東日本:大人の休日倶楽部は里山の地図読み野外特別講座。20名のみなさんと里山をハイキングしながらナビゲーション練習しました。
ほーんと久しぶりに晴れてとっても気持ちよかった。
去年、村越さんとの共同講座を受け持つことから始まり、今年は独り立ちし、初級、中級、特別講座とシリーズがそれはそれは4月からずっと続き、気付きや勉強すること多くありました。加えて60-70代の方々との時間、お話はカリキュラムを組む上でもとても貴重でした。また昨年からずっとサポートしていただいているレジェンド高橋厚さん(なんと今年82歳です:一番上の写真右側で教えている)の存在は大きく、講座が終わるたびに的確なコメント、アドバイスをいただきました。
年に1度の特別野外講座に昨年、その前から参加してくださっているかたもいます。次はどこ?もっとやらないの?そんな声になんだかじんとしてしまいましたが、今回一番ヒットだったのは、レスキュー(サバイバル)シートとSOLのビヴィを見せたとき。
へえ、こんなになっているの、いいわね、2000円なら安いわーとなどと興味津々。みんな持っているけど広げたことほとんどない。SOLの袋のがいいですよとの力説にみなさん納得。
挙句、くちゃくちゃにして持って行ったのをきちんとたたんで返してくださ母や父のようなかたがた、さすが、わたしのこと、よくわかっていますよね。。
ありがたいことに来期も機会をいただいたので、もっとスキルアップしてナビゲーションの大切さ、実践での使い方、楽しさをお知らせできるようにしたいと思います。
UKに続いて11/14-15と群馬県嬬恋村でOMM JAPAN 2015を開催、昨年に引き続きテクニカルディレクター(競技責任者)として競技運営に携わった。
OMMらしい天気でいいじゃないかとみな言っていたが、正直今回ほど晴れてくれ~~と願ったことはない。何事も起こらなくてラッキーだった。反省しきり。早速この部分は次に生かせるよう進めていこう。
さすがに大会期間中写真はほとんど撮れず。making of OMM JAPAN2015競技チームといったところで、9月10月の2回の試走OKMMと前日の準備など写真にまとめました。いやー、これがまたすごかった。。まだ秋の風景。。笹薮はもっと元気。
OMM JAPAN2015 コース試走、事前準備、大会当日 の写真
http://www.rika7.com/photo/ommjapan2015/
様々な制約があるにも関わらず、ギリギリまで妥協せず調整をしつづけたプランナーのこいずみくん、屈強でプロフェッショナルな安全管理・マーシャルチーム、去年に引き続きプロフェッショナルな計測・スタート・フィニッシュパート、黄色い声援を送ってくれ、てきぱきとお仕事をしていた受付の女性陣&0歳児含むファミリー、スタートチャイマーが壊れ笛を吹き続け、寒い中ずっと働いていた東大オリエンテーリングクラブの学生たち、朝から晩まで救護体制を敷いていた国士舘大の救護班、たくさんのサポートがあり、運営に携わった人たちのおかげでいいイベントになったと思う。
さらにどこか抜けてるところをいつもサポートしてくれるかこ事務局長、競技チームの要望や考えに耳を傾け奔走してくださった小峯イベントディレクターやがべさん。超多忙な中時間を作って打合せの時間をつくってくださった長岡さん村越さんはじめ各チーフ。本当にありがとうございました。
そして何よりもこんな過酷な状況でもフィニッシュに笑顔で帰ってくる参加者たち。嬉しかったあ。その笑顔に、ああ、やってよかったなと思い、それが次に向かう原動力になる。
来年はもっとバランスが取れたいいイベントができるだろうと信じて、またできることをやっていきたい。
ナビゲーションスキルを、山の知識を、フィジカルを。”山の総合力”である今までにないまさにOriginal Mountain Marathon。アウトドアで遊ぶ幅が広がりますように。
Face your challenge.
自分にとってもこのOMMはチャレンジング。
web
https://www.theomm.com/omm-2015-tweedsmuir-scottish-borders/
装備編はこちら
http://www.rika7.com/2015/11/06/theomm2015/
食事・行動食
夕食:アルファ米 x 2、肉団子x1、香るカレー(フリーズドライ:チキン1、グリーンカレー1)、みそ汁 x 2(フリーズドライ:野菜たっぷり)、棒ラーメン、ツナマヨ、スティックコーヒー x 2、アルファ米 x 1(予備)、パン3つ(予備)
朝食:スープチャーハン x 2(アルファ米)、パン、ツナマヨ、プロセスチーズ、みそ汁 x 2(フリーズドライ)、チーズハンバーグ x 1
行動食:
共同:梅しそごはん x 2(アルファ米) 、うずらの玉子 x1袋、ツナマヨ&パン3個?柿ピー、練乳 x 1
個人:さけるチーズ x 3、ベビーチーズ x 9、ショートブレッド x 10個?、水2.5l(2l + 500ml) x 2日
これでわたしは約5㎏程度、1日目終わるときは水もほぼなくなり4㎏を切っていたと思う。村越さんは7㎏程度か
去年は行動食が多ぎたようで重かった。アルファ米も思ったより食べられなかったが、今年は村越さんが米粒をつぶして五平餅のように棒状にして食べやすいものにし、共同食にすることにした。ショートブレットはバサバサしているが、カロリー高く塩気があるのでよい。2010年N.Zの24時間ロゲイニング世界選手権のときもずいぶん役に立った。去年はご飯を中心にして使わなかったが結局あまり食べられなかったので、ショートブレッドに戻した。
スピードレースではないので固形物で軽いもの、パン、米といったあまり加工していないシンプルなものを。パンにはツナマヨ、チーズを挟んでランチパックにした。
くたびれてくると噛むのも面倒くさくなる。柿ピーを除き柔らかいもの中心にした。
夕食、朝食は主に日本で調達し持って行った。パンなどは現地調達。
服部先生の香るカレーは絶品。少々値は張るがフリーズドライでこれだけおいしいのなら投資する価値ある。カレーは食欲がなくてもおなかに入っていけるのでよい。野菜たっぷりのフリーズドライのみそ汁もおいしい。肉団子とハンバーグは要冷蔵製品だがまあ寒いし大丈夫だろうということで気にせず利用。失敗したのはコーヒーで疲れているのなら糖分を多めにとるべきだった。脱水していてかつ気温が低いのなら、もっと水分を取り暖かいものを口に入れる工夫したほうがよい。粉末のほうじ茶、チャイなどを活用してもよかったように思う。棒ラーメンは夏の縦走の残りで初チャレンジ。次は普通のインストラーメンにしよう、、、で落ち着いた。
行動食は若干少なめだったかもしれない。もう少し増やすとすればショートブレッドとチーズの数ぐらいか。キャンプ地の水は絶対煮沸するようにと言われていたが参加者はそのままみな入れていた。私たちもガスの残量が心配になり結局そのまま利用した。パックを見るとうっすらと黄色い。恐れおののいたが(胃腸弱いので)、ふつうに飲めたのでよしとする。ただし気温低く冷たかったのでおなかを壊さないよう心配していた。
今回のヒットはツナマヨだった(ツナ入りマヨネーズ)。白馬の縦走のときに初めて試して今回も採用。ツナだけでなく刻んだオニオンも入っておりこれが効いている。パンにつけるのはもちろん、ごはんの上に、パスタにも合うし、そのままなめてもよい。これは柳下&山田もフィニッシュ後絶賛。ぜひお試しあれ。
練乳は何回かなめさせてもらった。味が濃いかと思うかもしれないが、疲労が重なると美味しくてよい。
レース考察と次へ向けて
1日目 27㎞ 9h30m
2日目 24.7㎞ 8.5hrs 8コントロールでタイムアウト
去年より足場はまだよくて、地面が固いところもあり、走りやすく進みやすい。とはいってもヒース(アザミ)、湿地、シダといった足場の悪い濡れている不整地を進まねばならない。トレイルを進むことはほぼない。朝まで降り続いた雨のせいで小川は流れ速く深く、それを渡るのも難儀であった。日本ではけして真似することはできないだろう。
時おり晴れ間も見えOMMらしかぬとは思うものの、太陽の光はやはり気分を上向きにさせる。ただその時間は長くなくあっという間に日は陰り、強風、雨といったサイクルが続く。
ガスが晴れ見通しがよく、そもそも地形のおおざっぱなこともあり、我々にとってナビゲーションは難しくはない。よって当たり前のようにロスもミスもない。さらに周囲に同クラスのチームが多いのでおのずと進む方向が同じになる。が最後のアタックは慎重にした。地形の特徴物のコントロールはベアリングの直進をせず整置のみで進んでいたが、ストーンサークル(石積の円い囲いで羊を集める)、など点の特徴物で置かれた何か所のコントロールはベアリングして直進をした。
地図は、縮尺1:40,000、等高線間隔15m。これぐらい小さな縮尺は久しぶりだったので、慣れるまでに少し時間がかかった。
ルートチョイスについては改善の余地があるかもしれない。
後半は特に他のチームの後に続いたので、その足跡をたどれば足場がいくらかよい。彼らは直進ルートというよりは距離が延びても一気に尾根にあがり平らなところを進む、またはトラバースしていく、私たちができる限り最短直進ルートをとるのとは少し違うルート取りをしているように思う。特に2日目は体力が消耗し、足場の悪いところを進むペースが落ちるので、ついそういうルートを選びたくなくなる。この辺は先をいく村越さんにずいぶんお願いしたが、そうはいっても基本道はないので避けようがなく難しい。彼らの体力のアドバンテージを、逆に我々のルートチョイスと緻密なナビゲーションでカバーして追いついたレッグもあり何とも言えない。
やはり基本的な体力向上、不整地でもぐらつかない体幹づくりがさらに必要だと思われる。同程度の荷物を背負って速く移動する(走る)練習、それもただのトレイルではなく、せめてごつごつした足場の悪いトレイルを長時間進む練習が必要だろう。
Bクラスのレッグ設定は長いレッグだと直線距離で8-9㎞程度あり、2時間弱かかった。1レッグ4,5㎞では1時間。途中道を使ったルートチョイスがあること、1日目も2日目も最初はショートレッグで慣らしてからどーんとロングレッグに飛ばす感じ。去年のAクラスはそもそも道を選択するルートチョイスはなく、初めからいきなりロングレッグがあった。また大きな地形や特徴物がわかる近くにコントロールが置いてあり、あまり微地形にはおいていない。ここらがただ距離が10㎞短くなるだけではなく、ナビゲーションレベルも落としてあるのだろうか。レベル分けの1つになるのかもしれない。が、エリートと同じレッグもいくつかあり、あまり難易度が変わらないようにも思う。
タイム比を見てみると、1日目トップ6時間に対して9時間台。男子チームがトップなので、その中で150%というのは現状を考えると妥当な数字と言える。これを145%まで上げれば完走はクリアになるだろう。2日目も同様。135-140%は不可能ではなく現実的で上位へ食い込む可能性のほうが大きくなる。これはオリエンテーリング世界選手権でも同じような割合だったのでイメージしやすい。しかしそう簡単ではない。
Bクラスでも男女混合チームは少なくベテランミックス(合わせて90歳以上)も3チームのみ。競っていた周りの女性を見ていると、わたしより少しタフな印象だ。つまりそれなりに強い女性や、中堅どころの男性がBクラスに出場しているようだ。THE OMMではE(エリート)、A、Bの3クラスは別格のように思う。
去年は全く周りに人がいなかったが、今年は多くのチームが周りにいて、混合チームとも競ることができやっとレースらしくなってきた。このエリアに2,500人も参加者がいるはずなのに、周りに誰もいない自分たちだけの時間がかなりある。チームメイトにはもちろん励まされるが、いつの間にかまた周りに人が現れてくると、なんだかほっとする。こういった精神的な部分もこの2日間のレースは大きく影響するように思う。
村越さんは数年前より長時間動くのに慣れさらに強くなっている。私のペースだと負荷は高くないので、荷物を多く持ってもらい、急登では私のザックまでも背負ってくれた。それでも1日目の最後はつまづくことが多くなっていたので注意を促すと、低血糖になっていたようだった。体力の差はあってもチームメイトの様子を常に見ながら進むこと、もちろん離れないこと、チームのパフォーマンスを上げる、維持するための工夫は大切だと思う。維持を張っていたり遠慮していてはいいことはない。厳しい大自然の中で2日間頼りもなるのはチームメイトのみである。喧嘩しようと仲良くいようと、ひとときも離れず2日間常に一緒に過ごすのだ。チームのコミュニケーションもレースを進めるうえで大事な要素の1つだろう。
我々からすれば簡単なナビゲーションも、オリエンテーリングでは世界レベルの競技者としてやってきたがゆえの感触であるので、誰にも同じようにあてはまるものではない。もし出場しようというのであれば、国内ではきちんと森でのオリエンテーリングやロゲイニング、縮尺の小さいおおざっぱな地形図での経験を積まないと厳しいだろう。野営術、OMMでもアウトドアでも求められる山の知識と経験とスキル、リスクマネジメント能力はもちろんのことである。
そもそも悪天候の中を喜んで走り回っている彼らとはアウトドアアクティビティの文化も歴史も違う。
出場するのでば最初はスコアがよいのではないだろうか。実際 THE OMMではもっとも参加チームが多い。ストレートに出場したいのであれば一番下のDクラスからがよいように思う。力をつけ世界に目を向けチャレンジするのは、ワクワクするに違いない。そんな人たちが増えてくると嬉しい。
今年でもう十分だとレース直後は思ったが整理して考え始めると、やはりきちんと完走しておきたい。十分な準備をしたい。その過程を楽しみたい。
来年チャンスはあるだろうか。もう一度選手で出場できるのならそうしたい。
昨年に引き続きイギリス本国で開催された THE OMM 2015に参戦してきた(2015.10.25-26)。
主催者、日本大会実行委員会のご厚意で招待としていただいた。
web
https://www.theomm.com/omm-2015-tweedsmuir-scottish-borders/
今年はスコットランドの首都であるエディンバラから南に約60㎞、イングランドとスコットランドの境界地域、小さな村Tweedsmiur周辺での開催。本国での10月末に開催されるこのレースは THEがつくことにもシリーズのなかでも一番レベル高く重要で大きな大会である。THE OMMだけでこのイベントを指す。
昨年はAクラスに出場、レベル高く1日目にタイムアウトで失格。今年はBクラスに落として出場。2日間で約55㎞、登距離2700m。
イギリスで暮らしていたTAC杉山からは去年の競技エリアよりは走りやすい、足場がよいと思うと事前に情報を得ていた。
結果として1日目は順調にフィニッシュしたが、2日目最後の最後、残り3,4㎞ほどを残してタイムアウトになってしまい悔やしい結果となった。
2年続けて失格という厳しさは、オリエンテーリングでは世界の舞台で闘ってきて、国内ではトップレベルのナビゲーション能力や体力を持ちながらも本国では完走できないという、ある意味よい見本になったのかもしれない。我々が出場したBクラスは100チーム、うち完走は45チーム、柳下(OMM JAPAN2014ストレート総合優勝)&山田(同大会2位)が出場したエリートクラスでもたった6チーム、彼らも失格であったことから、厳しいことがよくわかる。
今後本国大会に参加したいという人たちのためにしてきた準備と装備、レースの考察、次回への展望を記しておきたい。書き記すことによりまた来年、我々がチャレンジする動機づけになるだろう。
準備
村越さんとは長年チームを組んでおり、お互いのことをよく知っている。去年も同レースに参加した。一緒のレースは4月に組んで以来。それまでお互いの体力状況を確認しつつ、夏に白馬へ2泊3日の縦走をし練習とコミュニケーションを図った。
装備
去年の反省を踏まえ、さらに軽量化を試みる。チームのスピードバランスを取るため、村越さんに共同装備はじめ荷物を多く持っていただいた。
ザック: OMM Classic 32
シューズ:inov8 Trailroc 245
衣類(1日目着用と着替えを含む)
アンダー:ファイントラック スキンメッシュタンクトップ x 1、ファイントラック スキンメッシュ半袖 x 1、長袖ベースレイヤー:TRIMTEX FLEXシャツ(長袖) x 2、icebreakerメリノウール長袖 x 1(予備)
ミッドレイヤー:Kathmandu(N.Z.、オーストラリアのアウトドアブランド、さしずめN.Zのモンベル)の薄手のフリースジャケット
ウォームウェア:TRIMTEXダウンジャケット(Fillpower700)、TRIMTEX Trainer TXロングパンツ、TRIMTEX ADVANCEロングタイツ
透湿・防水ウェア上:OMM Kamleika Jacket (Nomadicsさまより提供品)
透湿・防水ウェア下: OMM Kamleika Pants
他小物:下着パンツ x 2、TRIMTEXロングソックス x 2、TRIMTEX Thermo Cap, TRIMTEXチューブバンダナ、MONTANE Prism Glove
Advanceタイツは相変わらず肌触りがよく締め付けなくストレスがない。気持ちよい。
テント内では快適でいたい。今回はタイツ+防水パンツ(Kamleika Pants) でレースし、テント内ではTRIMTEXロングパンツでしのいだ。翌日はそのロングパンツのうえからまた防水パンツ。
ロングソックスは防寒、スネあての代わりにもなってよい。ただしソックスとシューズの相性は重要。でこぼこの不整地かつ湿地と濡れる場面で、長時間シューズの中で足裏が滑らないようフィットしないと、すぐに足裏を痛めたり皮がむけてしまうだろう。
他、耳、足先、手先、首筋の保温を大事にした。チューブバンダナはあらゆる場面で重宝した。またジャケットのフードも強風時とても役立った。
ザックは新調した。去年のinov8ザックよりはるかに背負いやすく、重くてもバランスがよく安定する。おかげで走ることも苦痛でなく安定し、気持ちよく走り前に進めた。
防水パンツ(OMM Kamleika) も新調した。去年はPacliteのゴアを使っていたが、本戦前に1度使ってみて、ストレッチ素材で伸びて軽く使い勝手がよいのでこちらに変更。ただし軽さを重視し薄い作りのせいか初回使用時にすでに穴が開いた。2回目の今回も数か所穴が開き破けた。仕方ない。
寝具:
寝袋:OMM Mountain Raid 1.6
カバー:SOLエスケープヴィヴィ
マット:ザックのうすっぺらい背面パッド
マットは薄くどうしようと思ったが、今回はキャンプ地が牧草地で地面が柔らかくフラットのため問題なかった。しかもくたびれてすぐ寝てしまった。ただし、冷気が襲ってくるため、1日目使った地図はもちろん、あらゆるビニールや1日目の汚い衣類なども敷いて冷気を遮断して対応。確実に0度以下の気温では、防水ジャケットと1日目のアンダー、ベースレイヤーを除きすべてのものを着て、寝袋も絞って潜って寝ていたがそれでも寒かった。もう1枚シルクのシュラフカバーをもっていったほうがよかったと思う。明け方3時間ほど寒くて眠れなかった。
その他
CASIOプロトレック(電波時計)、手ぬぐい1、歯ブラシ(歯磨き粉付き)1、ヘッドライト1(GENTOS),ハンドライト1(ジェントス)、モスクワサムコンパスFast 1、、頭痛薬、胃腸薬、J&Jバンドエイド、ホイッスル(ザック装着)、給水:platypus 2lx 1, Platypus 500ml x 1,リップ(重要)
チタンのシェラカップ1、スポーク1、防水スタッフバッグ20l x 1、厚さ0.08mのチャック付きA3サイズ/A4サイズポリ袋それぞれ3枚、そのほか必須装備
ハイドレーションは苦手なのでPlatypusを用意。ただし飲み口がキャップなのでいちいちはずさねばならず、これは次回改善が必要。
大きいPlatypus->小さいPlatypusに水を入れ替えるのも時間がもったいないと言えばもったいない。やはり我慢してハイドレーションだろうか。工夫が必要。
着替え等々は小分けにするのが面倒、パッキングも面倒なので1つの大きな防水スタッフバッグにいれて管理。他、透明な厚さ0.08mのポリ袋はいろいろ役に立つ。汚れものやごみ袋、地図が破けた時の補助にもなるのでA3サイズを持って行った。
共同装備
テント:Nordisk Telremark2 UWL (880g)
レスキューシート(テント内シートの代わり)、
ウェットティッシュ1袋・ポケットティッシュ2、防水ノート、防水鉛筆、ガスカートリッジ、ガス(Primusの一番小さいサイズ)、コッヘル大、スーパーレジ袋2枚(ぬれたシューズを履き外に出てトイレに行くのに袋の中に足をいれてシューズを履く)、テーピングなどファーストエイドキット、モスクワコンパスプレートタイプ(Fast)
そのほか必須装備
テントは去年主催者からTelemark1を借りたがさすがに窮屈だった。居住性と快適さを優先し110g重い880gのTelemark2を共同購入した。キャンプ地に到着が暴風時のことを考え、テントをすぐ広げて建てられるようにパッキングを変えて工夫した。
Telemark2は頭側の幅はエアライズ2よりもむしろ広く快適。また前室も広く調理をするのに十分な広さ。ただし一部メッシュのため風がテント内に入ってくる。手ぬぐい、ビニル袋を当てて少しでも風が入ってこないようにした。
食料編、他、次回に続く。
続編はこちら THE OMM 2015 (2)
1年ぶりにイギリスにきています。今回はスコットランドの首都エディンバラへ。
エディンバラから約60km南下したTweedsmiurにてTHE OMM 2015が開催されます。
THE OMMって何?Original Mountain Marathonの略。2日間に及ぶキャンプを伴うオリエンテーリング。
自ら食料、寝袋、テントなどを担ぎ、ナビゲーションを続けます。1日スタート・フィニッシュ、テント泊、2日目スタート・フィニッシュ。2人ペアです。
ウェブサイトはこちら。
https://www.theomm.com/the-omm-2015/
昨年はエリートクラスに続く上級Aクラスに出場しましたが、残念ながらタイムオーバーで失格となってしまったので、今回は完走はきちんとしたいとクラスを落とし、Bクラスにしました。それでも55km/up2750m、タフなレースとなりそうです。
こういうナビゲーションレースでの失格は初めてのことだったのでなかなか悔しく、今年はきちんとレースできるように準備してきました。
去年から日本でも始まったこの大会、わたしは競技責任者という重責です。今回も本国イギリス本部より視察に来て事前に競技エリアや地図を見ながら現地スタッフと同行するよう指示されていたのですが、終わるまでは選手としていたいと仕事を返上しました。事前に地図やフィールドを見ればもうレースではなくなります。これについては日本の実行委員会、本国本部が了承してくださり、本当に感謝しています。
さて、去年はタイトなスケジュールですでにスタート前疲労困憊だったので、今回はせめて睡眠と体を休めようと1人でレース4日前にエディンバラに入りました。直行フライトとトランジットを含め、18時間後、日本時間の3時ごろ到着とはあまりにもクタクタすぎるからです。
ぐっすり睡眠をとった後、16年ぶりに訪れたエディンバラを観光ランしてきました。こういう時地図が読めるって、走れるっていいですね。機動力高し。
さすがエディンバラはスコットランドの首都、人も多いので走るのならやはり郊外、そして自然が多いところになります。お昼時だったので走っている人も多かった。それにしてもエディンバラ、地形に富んでいて、アップダウン激しい、繁華街のすぐそばに標高300の丘があるとか、繁華街も道が入り組んで立体交差しており、複雑、かつ楽しい。ナビゲーションに飽きませんでした。
本日はペアを組むむらこしさんが到着。あと1日滞在し、レース前日に会場近くへ移動します。
さていきなり問題。1:25,000地形図で最も売れているエリアはどこでしょう?地図倉庫の見学でベタな質問をしたのですが、さすが部長さん、さらっと答えてくれました。
マップリーダー(地図専門指導者ーーこっちのほうがかっこいい)の認定を受けました。
そもそも受講するのに教員、地図関係専門、地図販売等々の実績年数が必要ですが、アウトドアフィールドでのナビゲーション講習実績をもとにこばやしさん、田代博先生に推薦いただき受講することができました。実際の受講者も1/3は教員、他よく知る地図関係会社勤務の方、測量士などなど専門の方多く。また女性は私を含め2人だけでした。
かなり専門知識のお勉強ですが広く浅く。いままでなんとなく本を読み知っていたことをきちんと教えていただくことができたのはよかったです。
また紙地図(1:25000とか)をなんとか売りたい!な地図センターの気持ちが伝わってきました。
写真)バッチも3つ星まであります。目指そうかな。
タイムテーブル。1日みっちり
勝手に大ファンな田代先生の特別講義にキラキラ。ヤマケイ9月号紹介していただきましたが、ルポ担当のヤマケイの男の子は教え子だったとか!つながっています。
最近刊行されたばかりの多色刷りの1:25,000地形図『八王子』
すぐ近くの目黒本富士がある氷川神社は”夏詣”をしていました。いいですね。
2年ぶりに山と渓谷2015年9月号(山と渓谷社)の読図特集の監修をしました。
本文、ルポ同行、付録の地図2枚の課題などを担当しました。
地図読みを、読図をできるようになりたい、でもなんだか小難しい、そんな風に思ってしまっている人に、少しでもとりかかりやすいように。
お手に取っていただければ幸いです。
ICI石井スポーツ登山学校 働く人の山登りシリーズ「地図読み学」実技I でした。
都心でも工夫をすれば山と同じように地形(等高線)やコンパスを使って方向を意識して地図読みの練習ができる。原宿店で買ったばかりのコンパスを取り出して使う人、整置が最初はできなかった人たちも途中からスムーズにできるようになりました。
明治時代の古地図にこだわるするつもりはないけれど、都心にいながら初心者にも上級者にも応用がきくナビゲーションができ、かつ時代に思いを馳せることができるブラタモリ的な時間でもあって1粒で2度おいしいどころか100倍近く面白くなるかもしれないですね。気軽に地図と向き合えるかもしれないですよ。
写真)表参道でウィンドーショッピングじゃなくて地図をじっとみる人たち
字と読み方違うけれど穏田橋と恩田さん。実は参加者の中で一番萌えていた。
明治神宮でも地図をじっと読みながら進む人たち。。。
はらへったー、ちょっと集中力きれてお疲れのところステキなクッキーやさん発見!(SAC about cookies)
アイシングクッキーになんとビールもあり。スマイルもカワイイ
次回はいよいよ里山フィールドへ(6/21)。お楽しみに♪
毎朝オフィスへは最寄り駅から約1km歩いている。
ルートはいくつかあるけれど、もちろんわたしはこの玉川上水緑道を歩く。アスファルトではない土の道。
夏になれば干からびてしまったミミズや虫がでてくるけれど、それでも自然を身近に感じさせてくれる四季折々の風景がとても好き。犬の散歩をしているおばあちゃんと挨拶をしたりもする。
ひょっとしたこの道もこの風景を見るのは最後かもしれないなと思ったらなんだか切なくてパチ。。
花びらが上水を流れ、文字通り花道を歩いた雨の朝。
そんな花道を抜けると次はパステルカラーの緑が現れた。
新緑。
この間まで葉っぱすら見当たらなかったのに何時の間に。
は移りゆく。生命力の強さ。今の時期だからこそ感じられる。
朝からたくさんのエネルギーをもらった。
これでこじれた風邪も治るかな。
姫路城内に三角点があるようにひょっとしたら岡崎城の中にも三角点があるんじゃないか?と思ったやや現実逃避な日曜の昼下がり。なかったけれど近くに二等三角点がありました。
あ、JOAロゲイニング大御所シリーズの岡崎大会(5/3)のウェブサイトを見ながら、他岡崎のあれこれ見て思い付き。(ひそかに御台所賞を狙っていたりもして)
この国土地理院のサイトも飽きないです~。点の上にカーソルを置くと基準点名や三角点の状況などわかるんです。亡失とかちょっと切ない。
http://sokuseikagis1.gsi.go.jp/
岡崎公園でオリエンテーリングを1度したような気がする。全日本はもう20年近く前?
http://theomm.jp/?page_id=2639
ナビゲーションの面白さ、奥深さを始め、山の総合力が試されるレースが昨年から日本で始まりました。イギリス発祥の、テント泊を含めた2日間にわたるレース。
ナビゲーションのスキルがあればもっともっとこのレースも面白くなるし、いろいろなアウトドアアクティビティの広がりがでてくるでしょうね。
わたしにとってもまたまたチャレンジングな年の始まりです。
今年は全国各地に伺い講師を務めます。
みなさんのサポート、ほんとうにありがとうございます。
今年2番目の重責は来週末やってくる。
ちょうど1ヶ月前オリエンテーリングの全日本スプリント選手権の準備で多忙だったように、今月は日本初開催のOMM Japanレースにむけての作業が続く。
本当なら今週末は伊豆大島でロングディスタンスのオリエンテーリング大会へいこうとしていた。出場について悩んでいたのだが、”悩んでいるのなら今はやめたら”という助言ありエントリーしなかった。ただ参加するのならいいが、きっちりレースとするのならやはり後悔するのは目に見えている。キャンセルは正解だ。
17年前、伊豆大島の裏砂漠はオリエンテーリング世界選手権の日本代表選考会で30分もエリア内をさまよい、日本を代表を逃したエリアだ。今からすると全然フィジカルもテクニックもなく、そんなミスをしてしまうのも仕方なかったかもしれない。その後、北欧テレインできちんとナビゲーションをし世界で戦うことも違和感なくなり忘れたいたが、伊豆大島と聞くとやはりその時のレースを思い出す。そこできちんと浄化させたかったな。また次の機会にしよう。
その代わりこの2年、コツコツとやってきたTEAM阿闍梨のイベント、チャレンジ!ナビゲーションに参加してナビゲーションに興味を持ち、オリエンテーリングそのものが好きにな人たちが5,6人も参加する。読図講習がきっかけで全日本リレーに県代表で参加する人もいる。この1年でロゲイニングはもとよりオリエンテーリングの小さな大会やクラブカップリレーにまで参するに至っている。自分のナビゲーションスキルが世のお役にたてたら、その中から少しでもナビゲーションスポーツやオリエンテーリングに興味を持ってくれたら、、そんな想いこうやって数年たって形になるのは嬉しい。
一方でそうやって外に向けて多くのイベントに携わる中で、当然ながらレース出場が減っているのは自分の中では問題ないのだが、大会不参加や強化選手、ナショナルチームに直接関わらない私の姿を見て、”レースにも出ないで遊んでいる”と言われたりもする。それが自分が仲間だと思っていた人たちから言われるのは哀しい気分になる。ダイレクトではない別の形でナビゲーションの楽しさ、普及の一歩になればいい、その活動をしているのだと言う自負があるのでいいのだが、やっぱり哀しい。まだまだ努力が足りないね。
長くなったが、その来週末に開催されるOMMジャパンレース。2日間のテント泊を伴うマウンテンオリエンテーリング(ポイントオリエンテーリングとスコア)だ。約500人の参加者が集まる。多くはトレイルランナー、中におなじみのトップオリエンテーリング選手やアドベンチャーレーサーたちも混じる。競技運営陣はオリエンテーリングのプロフェッショナル、アドベンチャーレーサーのつわものたちが揃っていて事前準備からものすごく心強い。このレースがひょっとしたらトレイルラン界、オリエンテーリング界、アドベンチャーレース界、アウトドアの世界において何かしらのきっかけになるかもしれないね。ワクワクする。
まだまだ現場は作業は続く。私も結局この週末作業たっぷりなのだから、やっぱり伊豆大島は行かなくて今回は良かったのだろうなあと思う。
なんて事をつらつら思いながら今朝の出勤時も玉川上水遊歩道を歩いていたら、ガーコがいたので1枚かしゃ。癒された。
さ、がんばろう。
https://www.theomm.com/ 本国UKのサイト
http://theomm.jp/ 日本のサイト
OMM= Oriniginal Mountain Marathon;ナビゲーション、フィジカルが問われるビバークをともなう2日間のレース
チームメイトのリーダー村越より
週末、イギリスで開催されるOMM(original mountain marathon)に参加してきた。
興行的に成功するなら、もっと楽に、楽しくできるだろう。だが、それをしないところにこのレースの真価を感じる。
OMMでは二日間のレースの間の夜を、レース中自ら運んだ装備によって乗り切らなければならない。レースと同じ風雨の中でテントを張り、十分とは言えないスペースの中で、夕食を取り、また翌日の厳しいレースに備えてしばしの休息を取る。レースが終わったら暖かいシャワーでも浴びて、ビールでも飲みながらレースを振り返りたいところだが、その楽しみはもう一日先延ばしだ。だが、この過酷さこそがOMMの重要な要素なのだろう。
そもそも、アウトドアに出るなら秋は決していいシーズンとは言えない。天候は不順だし、西風が吹き荒れる。アウトドアを楽しめるもっとよい季節があるだろうに。主催者が「そうだ」と言ったことはないが、過酷な天候もOMMの要素の一つなのだ。走り回るフィールドも、ヒースと湿地が邪魔をして、見かけほど走りやすい訳でもない。コースは決して楽で楽しく走れるところだけを用意してくれるわけではない。時には霧でホワイトアウトする霧の中をナヴィゲーションするには、身体的にも精神的にもタフさが要求される。
多くの人にとって、イベントでもなければ自ら身を置こうと思わないような過酷な環境と状況にチャレンジできること、そこにOMMの本質的な価値がある。その背後には、七つの海を制覇した大英帝国、あるいはスコットやシャクルトンを輩出したイギリスのアウトドア文化を垣間見ることができる。
1 出場まで
マウンテンオリエンテーリングがノルウェーやイギリスで盛んだと知ったのは18歳のころだった。
その1つとしてOMM(オリジナルマウンテンマラソン)がイギリスで開催されている、、というのはOMM JAPANのスポンサードである相馬さんのFacebookによる書き込みから知った。もともとOMMのブランドは日本に入る前から知っていたがナビゲーションを含むレースまでやっているのは知らなかった。
何気なく、”それマウンテンオリエンテーリングですね、楽しそう”と書き込むと相馬さんから一緒に出ましょうとコメントが返ってきた。冗談だとやり過ごしていたが、彼は本気だったようで、荷物は全部持つからナビゲーションをしてくれと着々と話が進んでいく。光栄なお誘いだが、日本のトレイルラントップアスリートとして、せっかくなら男子チームで世界と戦うほうがさらにモチベーションとやりがいがあるだろう。競技者ならそう思う。誰か他にいないだろうか?頭に浮かんだのは同じTEAM阿闍梨メンバーの柳下くんだった。
1月の有度山トレイルランでOMM日本代理店のNomadicsさん、相馬さん、柳下くん、村越さん、田島で会い話を進める。ここで相馬&柳下チームの誕生、気を使っていただいたか村越&田島チームも出来上がり、招待チームとしてくださることになった。
とはいえ、私と村越さんは8月にアメリカのサウス・ダコタで行われるロゲイニング世界選手権にベテラン混合で3位入賞のターゲットを置いていたので、さすがに10月末の遠征は勤め先が年度末のため休暇を取ること、金銭的に厳しいとと消極的だった。村越さんも同じような理由で出場を見合わることで落着いた。しかし、しばらくしてこういった機会はこれから先ないかもしれない、18の頃あこがれていたレースに出られるチャンスがあるのならやはり出たほうがよいのではないかと考え直しその想いを村越さんに伝えると、村越さんも同じように考えていたようだった。結局6月ごろ最終的に行くことを決める。
そして7月末相馬さんの遭難だ。ショックを受けるとともにわたしたちは今一度Nomadicsの方々に相談した。”2ndチームのわたしたちは参加すべきなのだろうか”、それに対し代表である千代田さんは、”ぼくが相馬剛だとしたらとこう言うと思う”、と話してくれた。彼らの、今もスイスから帰ってこない相馬さんに対しての公のアクションは見られない。けれども短い期間ではあるが相馬さんとの関係はものすごく蜜なのではないだろうか。
結局私たちは出場することを決めた。それがアメリカへ出発直前の8月2週目ごろだった。
ここまで出場に対してスムーズに行かなかったレースは今までないだろう。だからこそ今回特別なものになる。
またOMM JAPANレースの競技方面の運営を任されていたため、”視察”という点でも重要だった。フライトのトランジットではジャパンレースを取り仕切る小峯さんと打合わせをしていた。
コンディションについては8月のロゲイニング世界選手権までも厳しい状況だったが、それ以降も多忙が続き、週末に長い時間ザックを背負って行動する練習が一度もできないままだった。山へ行くことすらできない。1つのトレーニング指針の目安となる月間走行距離についても100kmにさえ満たず(トレーニングがきちんとできている時は200-300km)、厳しいレース展開になることは予想できていた。この点についてはチームメイトである村越さんに事あるごとに報告しお互いの状況把握をし、チームとしてどうゴールセッティングをしどう臨むかを話した。
2 現地にて
20年以上もオリエンテーリングの海外遠征、レースをこなしていると、多少のトラブルがあっても気にはならない。休みの関係から現地入りはレース2日前の夜、前日に装備の準備とレジストレーション、そして翌日から2日間のレースと最短スケジュールにせざろう得なかった。
唯一懸念していた主催者からテントを借りることについては、Nomadicsさんが手配をしてくれ、空港にオーガナイザーがNomadicsさんたちを迎えにきたときに渡してもらい事なきを得た。これで事前にどんなテントかがわかり張る練習もパッキングもできる。
必要な食料、水については地元のスーパーで調達。きちんと食べたい食料については日本から持参。いずれも相談の上、村越さんが購入。
時差ぼけについてはどうせ2日間過酷なレースになるのだからと気にしない。一番心配していたのは寒さだった。
日ごろの過労からかレース前日昼から体調が悪化し発熱。そのまま無理をしてHQ(Head Quarter/Event Center)のレジストレーションにいき、夜は外食せずリーダー村越がおかゆをつくってくれ眠り続けた。
レース前日、会場はNorhtunderland National Park麓にある小さなB&B。2Fがレジストレーション。1Fにはショップが作られ、ガスや服など必要なものがそろう。
3 装備・食料
なるべく軽量化し工夫するのはみな同じだろう。悩みどころだ。食料、その他について村越さんと飛行機の中からプログラムを熟読し、事前確認、パッキングしながら、余計なもの、必要なもの、ダブリがないよう話しながら決めた。共通の装備、食料については村越さんが持った。
一番気になっていたのは寒さだ。この周囲の気温は10度前後。国立公園の山間地は10度をきっているだろう。その中を35㎞、10時間近く移動する。いったいどんな状況になるのか、想像を働かせて着るものの準備するしかない。幸い24時間寒い雨の中のロゲイニングを2度、日本の11月始めに深夜に七面山スタートで安倍奥山塊ー静岡縦走の22時間/54㎞、標高2000mまでを経験しているので、おおよその見当はついた。その時の装備などを元に準備した。
共通の装備・食料
テント(NORDISK Teremark 1) 770g
とてもではないが強風と雨、寒さの中ツェルトは無理。強風は日本のそれとは違い台風なみの風速20.30m/h。テントじゃないと無理と出国前に小峯さんよりアドバイスされる。主催者から借りたテントは1人用のようだったが充分2人でも快適に眠ることができた。前室もあり調理をするのに助かった。困ったのは内側にメッシュだけの部分があり風が入り込んできたこと。しかたないのでビニール袋を貼り付けて風が入ってこないようにした。
(トイレット)ペーパー
テーピングテープ
三角巾
バンソウコなどバンテージ類
胃腸薬、頭痛薬、ワセリン
アーミーナイフ
食事
1日目夜
アルファ米2-3 レトルトカレー、さばの味噌煮(コンビニで売っているパックの1匹分)、ドライ豚汁、インスタントコーヒー
2日目朝
アルファ米2-3、ミートボール、鰯のパック(コンビニで売っているパックの1匹分)、ドライの味噌煮込みうどん、ドライ豚汁、フルーツポンチ(夜食べず朝)
予備
アルファ米2、豚汁
記憶がすでに定かでないが、疲労していても食べやすいものを、たんぱく質をきちんと取ること、温かい飲み物、などを用意。
デザートはサプライズ。いつも山へ縦走に行くとデザートを持っていきたいという私と、そんなの重いからいらないというリーダーとで険悪な雰囲気になるのだが、なんとフルーツポンチのパックを用意していた。嬉しいけどやはり重いのでは。。。
ゴミはテント泊地に捨てることができたので助かった。ジャパンレースではゴミ箱は用意されていないことからごみの持ち帰りは必須。この量はバカにならない。食料、パッケージについても工夫がいるだろう。
個人 食料
水 2.5l 特に味付けなし
ランチパック(パン+チーズ+ハムのサンドウィッチ) 2つ
ふりかけを入れたアルファ米 1パック
ショートブレット 6個?
ドライフルーツ コンビニで買った適当なもの
柿の種
プロセスチーズ6個(スーパーで6個いりぐらいで縦長にして売っているもの)
チーズかまぼこ 3本
チョコレート 適当
ショートブレットは2010年のN.Zロゲイニング世界選手権で大活躍したので現地で購入して使う。
追い込んで走るのでなければ、無駄に加工したもの(ジェルやお菓子)より、普段口に入れているもののほうが胃も受け付け気分もよい。よってサンドウィッチを作り、アルファ米をメインにし適当にピックアップして持っていった。
また疲れてくるとかむのが面倒になるので、チーズやチーカマは食べやすくかつ高カロリーなのでよかった。
1日目水は結局1lしか飲まなかった。
基本の服装
アンダーシャツ(ファイントラック;フラッドスキンメッシュの半袖Tシャツ)
ベースレイヤー長袖ジップシャツ(TRIMTEX FLEXシャツ 96%ポリエステル/4%Elastan 生地は少し厚手、メリウールと同じくらい暖かい)
ロングタイツ(TRIMTEX Advanceタイツ)
ロングパンツ(TRIMTEX Trainer TXパンツ) ー>タイツの上にはくオーバージャージ的なもの。タイツが熱ければ1枚ではくことができる
ジャケット(Kamleika/OMM) ->Nomadicsより提供していただいたもの
グローブ(OMM) ->手に
ビーニー(インナーフリース製 TRIMTEX) ->頭に
チューブバンダナ(TRIMTEX)ー>首に
靴下(ウール)
Goretex packliteのパンツ(ホグロフス) ->必須装備、2日目のみ着用
着替え+予備
パンツ、ウールの靴下、メリウールのベースレイヤー(icebreaker)、薄手のダウンジャケット(TRIMTEX)、ウールの薄手ハイネックセーター(ユニクロ)、GORETX pacliteのジャケット(Arc'teryx)、
レース中動いている分には雨も寒さもウェアの準備していれば、またレース中補給していれば熱エネルギーを作るので問題はないだろう。体感温度を低くする風は要注意。
ポイントはテント内で快適にいられる服装にしておくこと。タイツやその上から履くロングパンツは1,2日目と同じにする。2日目の着替えの時覚悟を決めればよい。どうせ汚れるのは一緒だ。テント内では使わなかったゴアテックスのパンツをパンツの上からそのまま履いて過ごす。ブラジャーはなくてもすごせてしまう体型。この点は残念ながらも軽量化にちょっとだけ一役買っているかもしれない。
誤算はハードシェルを2つ持っていたこと。これは事前にジャケットKamleika/OMMをテストする時間がなくぶっつけ本番、どこまでハードな環境に耐えられるかわからなかったため、念のためにとPacliteのジャケットを持っていってしまったのだ。これだけで350gは減らせる。結局は十分Kamleikaで対応できた。そしてこのジャケットものすごくいい。
ミッドレイヤーのジャケットは別に用意していのだが、思っていたより重く感じる。出国前日に駅構内に出店していたユニクロで急きょウールの薄手のハイネックセーターを購入しそれを使うことにした。こちらのほうがかなり軽い。ハイネックセーターとダウンジャケットを着て、さらにカッパをきれば暖かい。実際2日目はこれらを着たまま行動した。
とにかく体の末端を冷やさないように注意した。手袋、首回り、耳、頭はレース中はいつも防御し暖かくした。
ロングタイツは多く出回っているLyclaの生地とは違い、TRIMTEX独自に展開している生地で(60% Polyamid 40% Elite)、ピタッと張り付かず締めけず、やわらかくものすごく着心地がよいので愛用している。来期より取扱い再開予定。
1つ工夫するとすれば、シューズはドロドロなままなので、テントから外に出てトイレに行くときにそれを履いていくのが躊躇される。他チームは足の上からビニール袋を履いて足に靴の汚れ、冷たさを感じないようにしていた。なるほど!私たちもコンビニ袋で代用。日本大会でも天候が悪化し靴がびちょびちょな場合があるかもしれない。その時に代えのビーチサンダルなど持っていく人はいるのだろうか。普通のビニール袋で代用できるのがよい。準備しておこう。
他装備 必須装備は省く
ザック32l inov8 レースパック
シューズ inov8 trailroc 255
コンパス モスクワコンパス2L
プレートコンパス タイプ3
マイクロレーサーコンパス(予備) SILVA
ヘッドライト ジェントスHW777
ヘッドライト(予備) ペツル e-lite
歯ブラシ(歯磨き粉を練り込み済)
てぬぐい1枚 あらゆる使い方で便利
リップ
時計(CASIOプロトレック CASIOより提供)
寝袋(OMM マウンテンライド1.6)ー>Nomadicsよりサポート
http://moonlight-gear.com/?pid=57574420
銀マット 約60cm x 60cm --適当に切った
SOL
ハイドレーションは使わず500mlと2lとオプティパスのパックに分けた。
夜の行動はあまり想定していなかったのでハンドライトは携帯していなかった。
新調した寝袋はぶっつけ本番。中にあるだけのものを着る、上からかける。テントのベースシートにはSOLを引き、60cm四方に切り刻んだ銀マットを引く。背中と腰をカバーしていれば問題ない。その他の部分はザック、着替えパックなどで枕やクッションとして使えばいい。軽量化できる。
歯ブラシを持っていくのはリーダー村越からやめろと言われたが、歯ブラシとパンツだけは譲れないといい、歯磨き粉を練り込みビニール袋に入れていくことでよしとなった。それくらいシビアに軽量化について取捨選択をした。
これらでだいたい6㎏程度。食料、そこから食料、水以外余計なものはほとんどを村越さんが持ってくれた。減らすとすればPACLITEのジャケット、水500gで850gは軽くできるだろう。
フライトから約20時間後、イベントセンターからおよそ20㎞東にある小さな街RothburyのB&Bへ。倒れ込むように寝て起きた遅めの朝。周囲は紅葉が始まりノーサンバーランドの丘が広がります。気温約10度。今日は荷物のチェックをしイベントセンターにレジストレーションへ。明日8:45ごろにはスタート。
ノーサンバーランドはイングランドとスコットランドの境界のある国立公園。競技エリアはThe Cheviot Hillsが広がる20㎞ x 20kmのエリア。”Cheviot”といえば、2010年のニュージーランドで開催されたロゲイニング世界選手権の街の名前もそれ。
1999年に訪れた世界遺産のハドリアンウォールもすぐそばにあってなんだかとっても懐かしくなりました。
今回は、18歳のころすでに知っていたマウンテンオリエンテーリングのレースにNomadicsさんおご厚意により今になって出場するチャンスができたこと、何よりOMMジャパンレースのための視察を兼ねることが目的。ということからほぼビジネストリップ。行きのフライトの最中もNomadicsさんたちと打合せをしながらここまできて、今もパチパチやっている次第です。
これから30㎞ぐらい東にある、映画ハリーポッターの撮影をしたお城があるAlnwickへちょっと行ってきます。でも昼寝します(まだ10時)。
アメリカ遠征以来1ヶ月ぶりやっと木曜朝トレイル。
ここのところつんでいるけれど走る時間を取りたい、森の中でうっとりしたい。
今朝は新兵器、じゃーん。一見日焼け止めのようなこれはなんでしょーう。
買って半年経ってやっと箱を開けた。今朝はそれを勧めてくれた骨骨クラブから復活したオヤビンとのんびりトレイルを走る。無理しないでくださいね。
やっぱり森はいいなあ。
見つけた鳥を素早く見られるようフォーム作りから練習。
ということで単眼鏡でこれからのシーズン、鳥を見るのだ!
と言いながら見ている先は電波塔。。
木々の葉っぱが落ち始める頃、鳥たちの姿を見つけやすくなるでしょうね。
これからの楽しみがまた増えました。
8月は夏休み月間、あと2週間でアメリカにてロゲイニング世界選手権。どうなるわけでもないけれどできることはきちんとしておきたい。フィジカルはもちろんギア等のチェックを兼ね、とりあえず最初はゆるめに、、とスタート位置の標高を高めにして楽に、地形萌えできて、みなさんが行ったことのないところは?と泉質が好きな、静かなエリアを選んだ。
のんびり6時間。走らないよ。ここは、アルプスは走るところじゃない。途中雷2回音を聞き、急いで降りる。
いやー、天狗の奥庭は地形萌え!そもそも八ヶ岳じたいが面白い。天然クーラーがいい。やっぱり山はいいな。テントを担いで縦走したい。
西天狗岳の三角点は二等三角点、基準点名は『東岳』。ちなみに赤岳は一等三角点!
写真は久しぶりにアップ。やっぱり半分仕事モードの写真。
http://www.rika7.com/photo/20140802/
山で会う人たちを観察しているといろいろな人がいる。そして考える。自分のできる、やるべき、やりたいことはなんだろうと。
唐沢鉱泉(730)ー黒百合平ー東天狗ー根石岳ー根石小屋ー根石岳ー西天狗ー唐沢鉱泉(13:15)
霧ヶ峰ロゲイニングは5時間女子の部優勝でした。
昨日の講習会、今日のレースの写真。
http://www.rika7.com/photo/2014070506/
イベントサイト:提供した写真より主催者のレポート
http://www.orienteering.com/kirigamine/2014/report/2014_0706_tajima/index.html
イベントサイト:リザルトなど
http://www.orienteering.com/kirigamine/
やっとトレーニングのリズムがとれ上向きになったところからいろいろあって6月は残念ながらほとんど走れず。チームをくんだまゆみちゃんに引っ張ってもらい、ペースを落としてもらい最後の1時間は荷物も持ってくれました。前をいく背中がとてもかっこよかったです。
まゆみちゃんは野辺山100kmを13時間ほどで完走し、長い時間を走ることにも慣れているタフなランナー。ナビゲーションもアドベンチャーディバズやTEAM阿闍梨のチャレンジ!ナビゲーションにも積極的に参加しています。
彼女は基本のナビゲーションができるので、先頭に立って先に進むべくルートをナビしてもらい、後ろで全体的な展開を考えられながら進むことができたので楽でした。いつもは女子チームだとチームメイトの力量に合わせきれなくタイムオーバーになることが多く反省しきり。今回は自分のほうが遅いペースのため、自分自身のペースをもとにして中盤からのルートどりを変更して時間内に収めることができました。これはいい意味でラッキー。
そんな体調不良等々だったので高得点が期待できそうな車山から東側のパワーコースエリアは残念ながら断念し、いつでも体調次第で戻ってこられる、点数は伸びないけれど確実に得点をとれる近場のコース取りに変更して、踊り場湿原、南西の強清水新エリア、なんとか車山山頂へ登って降りて戻ってきました。リフトを使っておらず、思うよりアップダウン激しいルートだったので、実はパワールートだったのかも。29km移動していたようでした。
とてもよくなかったのはレース中にザック背面ポケットに入れていたペットボトルを落としてしまったこと。競技が終わってからチョウチョウミヤマ方面へ拾いに行こうと思っていたら、すれ違った参加者のかたが拾ってそのまま持って帰ってフィニッシュ後届けてくださいました。荷物を重くさせてしまって申し訳ありませんでした。うっかりとはいえ、こうやってゴミになってしまうことを気づかずにしていたことに反省です。補給、給水についてはもっと工夫しなければなりません。
500mlペットボトルを2時間近く持っていただいて本当にありがとうございました。
やっぱりもっと走れるようになって強くなりたいと思う1日でした。女子のみで混合、男子クラス上位に食い込むことはとても現実的でワクワクする目標。
チームメイトのまゆみちゃん、ありがとうございました。
以前紹介した、オーダーメイドのトートバッグ。神戸・六甲摩耶山にて。
この中にノートPC, i pad mini、外でのフィールドワークの後の着替えまで入ります。
これからの季節にとてもいい爽やかな感じ。
chinさん、ありがとうございます!
ひどい雨が続いた週末、フィールドには向かわず久しぶりに家ですごした。
いつも後回しにしていることをせっせと片付けていく。
最後は外にでて髪を切り、近くのスーパーで買い物をしていると。。。
なんと社会に出て初めて入った会社の同期だった夫婦に出会った。
同じ市内に引っ越してきた、というのは年に1度の年賀状のやり取りなどで知っていた。でもきっかけがなければなかなか会わない。
会うのはとても久しぶりにも関わらずいろいろと話に花が咲く。生鮮売り場で。。
20年前、組織で働くこと、社会人としてのマナー等いろいろ教えてくれた会社、そして社会に出て不安ななか結束力が自然と出てくる同期という頼もしい仲間。ずいぶん時間が経ったけれど当時と同じ感覚で話ができるのもそんなせいなのかもしれない。楽しいこと、哀しいこと、毎日会って話をしていたからこそ。
今こうやって自分があるのも、小さくとも海外とやり取りができているのも、その会社での経験は大きいだろう。海外営業部での貿易の仕事、理解のある上司、先輩や部のみなさん。新人ながら2週間も海外遠征で休んだこと、行ってらっしゃい!とシャンパンまで用意してくれて世界選手権に送り出してくれたこと。
とはいっても、あれこれ会社にいた人の名前を出されても、さすがにぼんやりとしかまたは全然顔が浮かんでこなかったことは結構ショック。
20年という年月はそこまでになってしまうのだろうか。
どうやら今は上場しているとの話も聞く。きっとウェブサイトくらいあるはずだろうけど、見るのはあえてやめよう。
そんな久しぶりに過去をイヤでも(いやではない)必然的に思い出した時間となった。
最近、そんなことが多いような気がする。歳をとったとはこういうことなんだろうか。
ムーミン、ムーミーンと騒いでいるせいか、周りから何かあるごとに、はいこれどうぞ、とムーミングッズをくださります。とってもハッピー、ありがとうございます。先週末の富士山麓ロゲイニングでは、スタート前にちえちゃんからふた付きのカップをいただきました。ありがとー、ちえちゃん、ラブ!
今年トーベ・ヤンソン生誕100周年なのよね。
2001年にフィンランドでオリエンテーリング世界選手権が開催される前に、自国のように違和感なく戦えるように慣れよう、まずはムーミンからだ!と絵本から入ってフィンランドに慣れ親しもうとしたのがきっかけ。子どものころにテレビのアニメで見たムーミンは、いかに日本向けにアレンジされているかがわかる。
そしてわたし、ここ数年朝霧野外活動センターで運営に携さわることが多くなっていますが、やっと念願のスタッフビブを着ることができて超ウキウキしているのでした。
ちなみにちえちゃんとわたしはちょうど1週間違いのお誕生日、同じ年生まれ、山羊座仲間。
4月の始めに代々木公園へ撮影取材を受けにいったのはこのため。
7月からいよいよJR東日本 大人の休日倶楽部 趣味の会『楽しく学ぶ地図とコンパス講座』が始まる。
2年前までリーダー村越、こいちゃんが担当していたが、遠方、多忙のためしばらくお休みしたいたのをわたしが引き継いだ形。
これにはいろいろと理由があるのだけれど、それはまたそのうち。
月2回、午前午後。ハードです。世の中の教師はて毎日、1日中立ったまま何十人を相手に話をして教えてタフだなあと思う。
今回は50歳以上のシニアの方々が対象。最近歳が近づきつつあり、70前後のかたがたは自分の親だと思うとなんだか愛着がわくこのごろ。
これは若い人たちもそうなんだけれど。産んでいたらこれぐらいの娘息子はいるわよね。。そんな年頃。
話がそれました。
今年3回目のTEAM阿闍梨主催チャレンジ!ナビゲーションはやっとスタンダードな山でのナビゲーション。
今道のない難しい尾根下り、地形を頼りにするだけでなく、コンパスで整置するだけではなく普段あまり使わない方向をきっちり決めて直進する手続きをして(リングを回す、ベアリングする)総合的な情報のもとに進むという課題に取り組んだ。
とても静かなチャレンジしがいのあるいい森。じぶんにとっても過去2回難しいと思うポイントは皆にとってはもっともっと難しいポイント、彼らの考え方、捉え方はこちらの気づきとなりとても勉強になった。
次の機会に生かすことができるといいですね。
参加されたみなさん、ありがとうございました&お疲れ様でした。
TEAM阿闍梨 チャレンジ!ナビゲーション2014
最近、地図読み講習やら打合せやらでサンディ(レッツノート)を持ち歩く機会がとても多い。
PCの持ち運びには気をつけつつもなるべく軽く、他書類や必要なものをなるべく一括したものにしたい。
ビジネス用のバッグはカラーなんかがいまいちで、普通のショルダーやバッグもあるけどちょっと持ち運びに心もとない。
トレイルランを通しての知人のナイスミドルなおじさまが最近裁縫に凝っていて自分用のトートバッグを作ったことを知り、無理をいってオーダーメイドのトートバッグを作ってもらった。彼の撮る写真はものすごくセンスの良さを感じる。だからこそのお願い。
用途と必要なもののサイズを打合せし、あとはカラーを含め全てお任せ。
そしたらやっぱりステキなトートが出来上がった。これから使うのがとても楽しみ。
製作者Chinさんのブログ:手作りビジネストートバッグ