8/27吐くほどの緊張感

いよいよアドベンチャーレースが始まる直前、私は緊張のあまり吐いてしまった。

カヤックは6回目、1週間前に杉山さんに特訓を受けたけれど、本当に回らずに進めるだろうか。。。そんな不安から。それにそのカヤックさえきちんとクリアできれば優勝もできるかもしれないと考えていたから。全ては私のカヤックにかかっていた。2年前この大会でぶっつけ本番で初めてカヤックをしてまともに進めなかった悪夢も思い出してた。

 

こういう緊張感は初めて。なんでだろうと村越さんと話をしていたのだけれど、きっとオリエンテーリングだったら、同じように緊張はするだろうけれど(あ、そういえば世界選手権でスプリントレースの朝も吐いちゃったなあ。)オリエンテーリングは自分なりにでも納得できる準備をしてきてあとはレースをするだけ、どう結果がでるかはもう後からでとにかく自分ができることをガンガンやっていくしかない。それができるかな?いやできるはずだ、という緊張感。

 

今回のカヤックは全然違う。準備の段階で自信がなく納得もしていない、MTBよりもひどい。そもそもきちんと操作して進めるか、帰ってこれるか、沈没しやしないだろうかという不安が一番。でも練習はしたんだし大丈夫だろう、やってみなきゃわからない、でも遅かったらチームも遅くなるしー。それに杉山さんはスーパー上手いのでもしかしたらトップで帰って来ちゃうかも知れない、そしたらビリまでおちちゃうのかしらと次々悪い方向へ。いくら横で村越さんが大丈夫と言って下さっても、『うえー、気持ち悪い。また吐きそう』と言っていた。

 

といってもいざ順番が回ってくれば、やっぱり私は本番に(特に追い込まれたとき)強いのかしらんと再認識?一度こぎ出せば無難にコースを回ってくることができた。フォームにもスピードにも納得はしていないけれど。こぎながら考えていたのは『練習したとおりに教わったとおりにやっていけばいいんだ。』。これって結局オリエンテーリングのレースの時と変わらないですな。それにパドルが名栗湖の時より軽い。らくちんだった。

 

それにしてもまた違う緊張感を味わえていい経験になりました。楽しかったー。でも気持ち悪かったー。